過去ログ - 杏子「ふぁいやーぼんばー?」Re.FIRE!!
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◆DcdG4DxDDg
[saga age]
2015/02/02(月) 22:56:45.43 ID:+AI07Lpb0
www.youtube.com
♫ どうにもならない事ってあるだろ どんなに頑張っても
以下略
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◆DcdG4DxDDg
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2015/02/02(月) 22:57:13.47 ID:+AI07Lpb0
杏子「はーっ、はーっ……ああ、もう!分からず屋め!一体何なんだよお前は!」
「俺か?俺は……」
バサラ「バサラ。熱気バサラ。『FIRE BOMBER』っていうロックバンドのメンバーだ」
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◆DcdG4DxDDg
[saga age]
2015/02/02(月) 22:57:58.15 ID:+AI07Lpb0
バサラが不本意ながらそっぽを向くと、杏子は胸元のソウルジェムに手をかざし、光を放ちながら変身を解く。
私服に入っていた札束を握り、前に差し出す。
杏子「もういいよ。ほら、お金。これでいいんだろ」
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◆DcdG4DxDDg
[saga age]
2015/02/02(月) 23:00:26.94 ID:+AI07Lpb0
ゲームセンター
薄暗い店の中で画面の光が席に座る人の顔に映る。
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◆DcdG4DxDDg
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2015/02/02(月) 23:01:12.40 ID:+AI07Lpb0
その日杏子は朝から虫の居所が悪かった。
正確には、昨日バサラと出会ってからずっと機嫌が悪かった。
しかも自分がどうしてこんなにもむしゃくしゃしているのかが分からないのが更に苛立たしさを増す原因となっている。
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17
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◆DcdG4DxDDg
[saga age]
2015/02/02(月) 23:02:51.34 ID:+AI07Lpb0
目の前に立って、杏子はまず何を言えばいいのかが思いつかなかった。
自分がしたことを思い出すと、相手の前に出ること自体、相手の怒りを買うような事ではないのかと。
そうしたことをぼんやりと考えていると、バサラが杏子の存在に気がつく。
バサラ「もう今日の分は終わっちまったぜ」
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◆DcdG4DxDDg
[saga age]
2015/02/02(月) 23:03:19.12 ID:+AI07Lpb0
バサラ「いいから来いよ。それとも、遠慮なんかしてるのか?ガキのくせに」
杏子「ガキって言うな!大体、路上で歌なんか歌っている奴がお金に余裕なんかあるのかよ」
その言葉の中には、自分がケースを盗んで失くしてしまった事でお捻りを集めることが出来なかったのではないのかという念もあった。だが、杏子の言葉にバサラはポケットの中から皺のついたお札を数枚見せて答える。
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◆DcdG4DxDDg
[saga age]
2015/02/02(月) 23:03:58.11 ID:+AI07Lpb0
ファミレス 店内
バサラ「よく来るのか、この店」
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◆DcdG4DxDDg
[saga age]
2015/02/02(月) 23:04:28.01 ID:+AI07Lpb0
バサラ「現実味の無い話だな」
杏子「しょうがねえだろ。事実なんだし。お前も見ただろ」
バサラ「正義だの悪だの魔法だのって。そんな事で戦うなんて馬鹿げているぜ」
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21
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◆DcdG4DxDDg
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2015/02/02(月) 23:05:48.90 ID:+AI07Lpb0
これから本格的に混み始めるという時間の前に、会計を済ませて二人は店を出る。
辺りは暗くなっていたが、冬の寒さはもう無くなっていた。
杏子「うえ……まだ目が染みる感じがする。あんなものを完食出来て平然としていられるなんて」
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◆DcdG4DxDDg
[saga age]
2015/02/02(月) 23:06:40.86 ID:+AI07Lpb0
路地
バサラの元を去り、相手の姿が見えなくなってから杏子はソウルジェムを取り出す。
それを見ながら、反応が強まる方向へと歩みを進める。人通りの少なさそうな寂れた店の裏側でその反応は一段と強くなった。
以下略
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