90:魔法をかけて[saga]
2015/02/10(火) 23:44:36.88 ID:uqP1/TrT0
伊織「うっさいわよ!!私はまだあんたが876プロなんて認めてないんだからね」
961プロの四条貴音、黒い噂と共に去る!!こんな新聞の一面を思い出した。
どこに行ったかと思っていたがまさかこんな弱小プロに移っていたなんて、
正直落胆した。
千早「仲間を蹴落として進む、あなたはそう言っていましたね」
貴音「ええ、確かに」
彼女に同様は微塵も無かった。
まるで仮面を被っているかのようにその顔は微動だにしない。
伊織「な!!あんたどういうことよ」
騒ぐ伊織を無視して話を続ける。
千早「あなたは蹴落すのではなく蹴落とされる側の人間だったようね」
彼女には感謝の気持ちも怒りも無かった。
ただお互いを利用しただけ、だからこそ今の彼女がより惨めに見えた。
四条さんが口を開こうとした時だった。
楽屋の椅子が横に倒され大きな音を立てた。
伊織「帰る」
手早く荷物をまとめ私に目を合わせることもなく部屋から出ようとする。
扉の前に立っていた私は彼女を避けるように楽屋の中へ入った。
貴音「伊織…」
伊織「悪者同士の話に私は邪魔でしょう?気が済むまでどうぞ!!」
言い終わるや否や全力で扉を閉めた。
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