91:魔法をかけて[saga]
2015/02/10(火) 23:45:17.91 ID:uqP1/TrT0
激しい音の後に彼女が強く地面を蹴る音がどんどん小さくなっていくのが聞こえた。
千早「本当に…相変わらずね」
ため息混じりの私の言葉に四条さんは微笑みながら言った。
貴音「765ぷろで変わっていないのは彼女だけなのです。だからこそ私には彼女が必要なのです」
その瞳の中の真意はまったく読めなかった。
しかし、伊織を私と同じように利用しようと考えていることはわかった。
千早「また誰かに頼るつもり?自分の力で勝負したらどうなの」
千早「そんなことだから事務所に見捨てられるのよ」
私は矢継ぎに言葉を放ち四条さんを責めた。
それは単に苛立ちというより、彼女の未知な部分に恐怖して威嚇しているだけだと後から気づいた。
私の言葉など気にせず四条さんはゆっくりと話した。
貴音「しかし、そのおかげで星井美希は961ぷろに残る事ができました」
千早「ッ!!…」
まさかそんなはずはない。彼女が美希をかばったと言うの?
確かに美希は961プロに所属したままだった。
でも、それは事務所が彼女の才能を手放したくないだけではないか?
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