123: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/02/17(火) 19:25:12.00 ID:Hye/S/uT0
僧侶「聖職者として、貴方を後押ししなければならないのに――」
僧侶の顔は、感情を隠す気などまるで無く、
僧侶「貴方がいなくなることが辛い…そればかり考えてしまう」
表情は淀み、口調が重くなっていた。
こんな顔をさせてしまうことは予想がついていた。それでも俺は、それをやめる訳にはいかない。
魔人「そういうわけでお別れだ。お前ももう1人暮らしはやめて…」
僧侶「…いいえ」
魔人「あ?」
首を横に振った僧侶の眼差しは、迷いがなかった。
僧侶「罪を償った後、帰る場所がないのは辛いでしょう?」
帰る場所。まさか――
僧侶「私、貴方を待ちますよ」
魔人「な…!!」
とんでもないことだった。
154Res/111.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。