58: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/02/12(木) 19:40:27.19 ID:zorRjnWi0
僧侶「死んだ…という情報も入っていないですよね」
「ですが…」
「情報屋が姿を消すというのは、よほどの理由があるに違いない」
魔人(ふーん、情報屋だったのか、その男)
僧侶「…彼、強いですから。信じていますよ」
女の口調が強くなる。奴らの言葉を強く否定しようとする気持ちが込められているようだった。
「そりゃまぁ、彼の実績はかなりのものですが」
「貴方の補助が無くなったのは結構な痛手かと」
僧侶「…」
魔人(足を悪くする前はあの女も一緒に行動してた…ってことか?)
「彼が残党狩り時代に築いた実績も――」
魔人「――ん?」
ちょっと待て。残党狩り時代?
「貴方の補助の力が大きかったかと…」
僧侶「…」
魔人「…」
なるほど、大体わかった。
あの女は思い人と一緒に残党狩りをやっていた。だが女が足を悪くしたせいか他の理由があるのか、とにかく残党狩りをやめて、女は男を待つ立場になった。
残党狩りは俺の敵。あの女は元、残党狩り。
だからといってあの女への感情が悪くなったということはない。だが、疑問は生まれる。
魔人(何で元々残党狩りをやっていた奴が、俺のこと助けたんだ?)
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