5: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2015/02/08(日) 20:15:59.20 ID:xhFcsLfTo
Aは天井に掲げた玉から手を離し、自らの口へ放り込んだ。
今撃たれる訳にはいかない。こちらにはまだ希望がある。
目をつむって玉を飲み、一秒、二秒、三秒――――。
「があああああああああああぁぁぁぁぁあああああ!!!」
鼻から、口から、そして目から、
北極の如く清涼極寒の暴風がAの体内から吹き荒れはじめた。
「ハッカか!?」
「やりやがった!」
「早いぞ!?」
「ひっ!」
方々から悲鳴が上がる。
凍る空気が床に溜まり、皆の足元と背筋を震撼させた。
「まず一人」
黒服はAの背中から銃を離すと、Bの前へ缶を回した。
「次はお前だ」
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