過去ログ - 希「えりちのうちから、わたしに向けて」
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:
※のぞえり(某所にて投下済み)
[sage saga]
2015/02/14(土) 04:22:06.52 ID:WCdZnKMTo
眠りの海からこぼれ落ちたのは、
耳元すこし離れたとこで聞こえた足音のせいで、
ぼやけた両目で薄明かりを見渡して、
いつもと違う背中の寝心地や布団の感じ、
手探りで見つからない携帯の充電器、
そんな中でようやっと、
あ、えりちの家だ、
って思い出した。
なのに、えりちはいない。
ああもう、わたし、まだ覚めてないみたいね。
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2
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/02/14(土) 04:22:47.74 ID:WCdZnKMTo
まださめ切らない頭の中って、
サイダーみたいな泡がはじけて、くらくらしてる。
そんな泡の向こう側、
以下略
3
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/02/14(土) 04:23:14.34 ID:WCdZnKMTo
慣れない家の慣れないベッドで、
はがしたばかりの隣の布団、
豆電球の淡い光に照らされて、まだ体温が残ってるところ。
以下略
4
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/02/14(土) 04:23:40.89 ID:WCdZnKMTo
「……起きたのね。よかった」
程なくして、
以下略
5
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/02/14(土) 04:24:07.52 ID:WCdZnKMTo
部屋の電気をぱちっと点ける。
広がった光が、夜をカーテンの外へ追いやってしまう。
うちの目もぱちっと覚めて、
以下略
6
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/02/14(土) 04:24:34.08 ID:WCdZnKMTo
「……心配、だったんよ。えりちが遭難してないか、って」
作った声でむくれてやった。
わらってほしくって、あきれてくれてもいいからって。
以下略
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/02/14(土) 04:25:00.71 ID:WCdZnKMTo
「うなされてたのよ、希。やだ、さみしい、って」
あの子だ。
以下略
8
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/02/14(土) 04:25:01.60 ID:MueMY5F5O
そんなにまとめられたいのか
自己顕示欲強すぎィ!
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/02/14(土) 04:25:27.26 ID:WCdZnKMTo
「おばあさまもね、
そんな夜に、こうやってココアをいれてくれたの」
からになったカップを指さした。
以下略
10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/02/14(土) 04:25:53.84 ID:WCdZnKMTo
◆ ◆ ◆
豆電球の薄明かり、ぽっと灯った熱のかけら、
以下略
11
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/02/14(土) 06:56:21.62 ID:f9ZOftGAO
乙
12
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/02/14(土) 14:25:02.46 ID:gp1FCDXWO
┐(´д`)┌
13
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/02/18(水) 05:27:37.17 ID:Dg+txEuAo
乙
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