12:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 02:40:19.93 ID:YN4vLNeW0
姉がいなくなって暫く立ち、私は中学二年生となった夏。
姉がいないという現実をある程度は受け止め、私は前へと進んでいた。
母がいなくなった事から家事を受け持つようになり、家庭的な面では二歩も三歩も成長した。
それでも、私の心には穴があいたまま。それを外には出さないようにしていた。
休日のその日、掃除をするからと父を外に出させて用意万端。
まずは埃を落とすべくはたきを掛けながら、音が欲しいとTVに電気を付けたその時。
「白糸台、団体戦優勝ー!大将の宮永選手が、更に点数を広げての圧巻の優勝だー!」
カシャン
はたきがその場で私の手から滑り落ちる。
彼女は、そこにいた。
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