過去ログ - 照「ツメタイカゲロウ」
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3:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 02:22:06.89 ID:YN4vLNeW0

彼女は言った。私に妹はいないと。

なら、ここにいる彼女の妹である私は誰?

世界で一番愛した人に否定された私は一体何者?

スクリーンの姉の視線が此方に向かうと、思わず私は目を逸らした。

私を見ているわけではないのに。そんなことは分かりきっているのに。


久「とにかく速度重視ね!ドラは阿知賀の人に集まるだろうから…」

和「そんなオカルト…」

優希「任せろ!」

まこ「特に弱点も癖も見当たらないってのがこの人はホントに厄介じゃのう…」


弱点はある。首筋が弱い。

癖もある。唇を重ねるのが好き。

いくつもの夜が教えてくれた彼女の事。

雀卓以外の中では、少しだけ意地悪になる。


久「優希が頑張ってチャンピオンを止めてくれれば、後は私たちで何とかするわ!」

優希「む!何故私がマイナスという前提で話を進める!倒してしまっても構わんのだろう?」

和「その意気ですよ、ゆーきっ」

まこ「後ろに4人も控えとるからのう。お前さんは何も考えず暴れて来い」

久「速度に重きを置くのだけは忘れないでね?さて、ここで咲にプレゼント!」


私宛のプレゼントと言われ、私は再びスクリーンに目をやっていた。

冷めた彼女の瞳。相変わらず無機質な宝石みたい。

私を殺せるのも活かせるのも。彼女次第。


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