25:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 15:46:27.92 ID:zW0LuoBg0
「ごめんな」
「……なんで、なんで、謝る?」
「トップアイドルにしてあげたかった、皆とならその景色を一緒に見れると思ってた」
「でも、足りなかったのは」
言葉を待っていたけれど、その後には、何も続かない。彼は何も言わない。
何が足りなかった? 私も親友も、事務所にいた皆だって必死に頑張ってた。
それで、何が足りなかったんだ。
「……帰ろうか、輝子」
その一言で、私の中で小さく痛みを感じていた何かが、真っ黒に染め上げられた。
ここは、私の大切だった場所で、でも。
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