4: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2015/02/23(月) 11:01:50.56 ID:kKUfzB5A0
20×○年 A月U日
父は、母の金に目が眩んだだけの、不細工な大人だった。
5: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2015/02/23(月) 11:03:27.07 ID:kKUfzB5A0
20×□年 R月W日
小学校では、まず真っ先に名前の事で男子からかわれた。
6: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2015/02/23(月) 11:06:44.43 ID:kKUfzB5A0
20○△年 D月S日
小学校高学年になって。それでも何も変わらない日々が続いている。
7: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2015/02/23(月) 11:07:30.36 ID:kKUfzB5A0
「君、ちょっといいかな」
「……」
知らない人に話しかけられた。
8: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2015/02/23(月) 11:09:30.55 ID:kKUfzB5A0
「やっと止まってくれた……少し、時間いいかな?」
「警察を呼びます。それ以上近づかないでください」
スマートフォンを耳にあて、振り向く。
9: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2015/02/23(月) 11:10:21.04 ID:kKUfzB5A0
「……貴方が怪しいものかそうでないかは別として、私に何か用ですか?」
「君、アイドルに興味はある?」
ふむ。
10: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2015/02/23(月) 11:18:16.45 ID:kKUfzB5A0
「興味ありません。さようなら」
もしこれで追いかけてきたなら本当に警察に連絡しよう。
そう思い、踵を返し、下校した。
11: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2015/02/23(月) 11:24:17.71 ID:kKUfzB5A0
20○△年 D月V日
「……」
12: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2015/02/23(月) 11:25:34.27 ID:kKUfzB5A0
「ごめん。名前、先生に聞いてさ」
先生から聞きだしたのか。
よく見れば、先ほどまで彼と親しげに話していた先生は私のクラスの担任だった。
13: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2015/02/23(月) 11:26:22.75 ID:kKUfzB5A0
やはり根はいい人なのだろう。私の発言を聞き届けると、素直にその場所を退いた。
そんな彼を見て、私には当然とも言える一つの疑問が湧いた。
「少しだけ、聞かせてください」
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