過去ログ - ぼくのお姉ちゃん
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4:名無しNIPPER
2015/02/23(月) 23:57:46.02 ID:kJn+9inAO
本当は僕はわかっていた。心の中ではわかっていた。それでも知らない振りをしていたのだ。
僕はなろうとすら思わなかったのだ、ただ見ているだけで幸せだった。
そんな中、姉はある男と出会って大きく変わったらしい。
その人が家にも来たことが何回かあった、最も最初は姉は彼を大きく拒絶し彼は玄関にすら入らなかった。

ただ何回も彼による訪問が続くうちに、姉には段々と笑顔が浮かぶようになっていった。
俺には最近みせたことのないような無邪気な笑みであった。
氷が溶けていくような感覚であった、姉が段々と人間らしさを取り戻していく所を間近で見せつけられた。

姉は、部屋からも出るようになった、彼と出会う時は髪を気にするようになった 見た目を気にするようになった。

しまいには化粧まで覚えてしまい僕は吐き気を催した。僕の中の姉が姉ではなくなってしまっていたのだ。

それでいいと思いながらもう1人の俺が必死に抵抗する。姉は1人の男によって救われるのだ、と安心する一方、姉が救われるのは許さない!と俺が喚いている


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