5:名無しNIPPER
2015/02/23(月) 23:59:05.33 ID:kJn+9inAO
そして姉はついに外の世界へと飛び出しました。
僕は何も言えず姉へ伸ばした手を下ろしました。恐らく僕は手を伸ばしても触れることはできなかったと思います。
姉の鳥籠になろうとしてももうすでに飛びだったあとでした。
そして姉は、働きだしました。喫茶店のウェイターらしいです、その時にはもう姉の中に蔓延っていた闇は消えていたと思います。
6:名無しNIPPER
2015/02/23(月) 23:59:37.76 ID:kJn+9inAO
僕は変態だったのかもしれません。
彼女は検便というものを敬遠していました。「ええー…」と嫌そうな顔をします。だから、僕は、「代わりにとってあげるよ」と言いました。
ここでどん引きしないのが姉です、「本当に?ありがとー」といってくれました。
7:名無しNIPPER
2015/02/24(火) 00:00:09.84 ID:YPLxWF6AO
僕は周りが見えなくなるくらい夢中であったと思う。呼吸困難になるほど、もしかして思い焦がれていたかもしれなかった。
この茶色く、おどろおどろしい塊があの可愛らしい姉から出てきたものだと意識すると感慨深いもので、思考回路すら麻痺し僕は便器に顔を突っ込み近くで匂いを嗅いだ。
嗅覚が剥ぎ取られるくらいの刺激は、僕の脳につき刺さるようであった。
8:名無しNIPPER
2015/02/24(火) 00:00:44.11 ID:YPLxWF6AO
僕らは何も知らなかった、兄は既に働いており、僕らはずっと二人でいた。
兄は僕にとっての父親であった、怖くて優しくて頼りがいのある。
そしたら姉はなんだったのか、母親という存在でもなかった、姉という存在でもなかった、当時はわからなかったが、今になってわかる。
姉は、いや僕らは写し鏡だったのだ。僕たちは同じ生き物であった、僕はいつも姉の中に僕をみていたのだ、そう考えると涙が出てきた。
9:名無しNIPPER
2015/02/24(火) 00:01:43.68 ID:YPLxWF6AO
そして、ずしっと上からかかる重圧。それはよく知った重みで普段は物足りないものであった。
しかし、僕の柔らかい首を圧迫するのには充分な圧力であった。便座と便器に首を挟まれている、そして顔をみなくてもわかる、便座の上に座っているのは僕の一番大事な人。
酸素はほとんど入ってこない、首を圧迫されながらなんとか息を吸うと刺激臭い、
吐きそうなのは臭いからか圧迫されているからなのか、わからない。
頭の中がぐちゃぐちゃにかき混ぜられる感触がする、そして姉で支配された脳内からやがて姉が闇に侵食されていく
10:名無しNIPPER
2015/02/24(火) 00:03:29.71 ID:YPLxWF6AO
文章がめちゃくちゃなのは仕様ではなく僕の国語力の欠如。
終わり
11:名無しNIPPER[sage]
2015/02/25(水) 15:38:58.15 ID:barrcCFbo
一言で言うとそびえ立つクソ
ただ、周りからボロクソ言われながら完結まで続けられるメンタルは素晴らしい
次はメアリー・スー系「以外」のSSをよく読んで出直してくれ
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