146:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 23:16:27.45 ID:GhM3D/6x0
響『それは今だってそう。でもね』
響『自分には、たいせつな仲間ができたんだ』
響『転んでも、へこたれても、手を差し伸べてくれる仲間ができたんだ』
147:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 23:18:11.75 ID:GhM3D/6x0
響『ステージ上ではたった独りだ。誰も手を貸してくれない』
響『でもやっぱり。自分独りじゃ、ステージには立てなかったんだ』
響『誰も寄せ付けない孤高の我那覇響じゃ、自分、頂点には立てなかったけど』
148:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 23:18:44.95 ID:GhM3D/6x0
響『……ちょっと、熱くなりすぎちゃったかな』
響『こういうのって御託ばかり並べてるみたいで、なんかかっこ悪いぞ……』
響『うん! それじゃ歌おう、それが一番早いしねっ。そうしよう、それが良い!』
149:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 23:19:11.50 ID:GhM3D/6x0
〜♪♪♪〜
ステージ上を所狭しと駆け回る響。
黒井「そうか」
150:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 23:19:38.54 ID:GhM3D/6x0
私の理想、私の望み。私は成し遂げたかった。
響ちゃんは辿りつけたのだろうか。
響ちゃんは、なれたのだろうか――カンペキなアイドルに。
151:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 23:20:08.23 ID:GhM3D/6x0
出来る事なら、この先を他ならぬ自分自身の手で見せてやりたかった。
らしくもない、取り返しのつかない気持ち。
そんな後悔を上書くように、高らかな笑い声が室内に溶ける。
152:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 23:20:34.41 ID:GhM3D/6x0
やがて音楽が終わり、響はインタビューに応じる。
司会「今日も全力パフォーマンスでしたね!」
うっすら蒸気した顔で彼女は笑った。
153:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 23:21:00.85 ID:GhM3D/6x0
響「だって自分、カンペキだからね!」
154:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 23:21:28.14 ID:GhM3D/6x0
社長室の高笑いが力強さに変わったのは、その数秒後のこと。
季節は巡る。想いは受け継がれる。
155:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 23:21:55.75 ID:GhM3D/6x0
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@過去の日のいつか。
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