過去ログ - 【R-18】雪風「しれぇの前でおもらししてしまいました」
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13: ◆47gaNFJlIw[saga]
2015/03/06(金) 00:12:04.26 ID:FQujOMSOo
(あれっ?)

これならばと意気込んだ雪風だったがふと別の問題に気が付いた。

「しれぇ」

「なに?」

雪風の呼び掛けにすぐさま返る司令官の応答。
壁の向こう側まで音は届くということの証明だ。

「み、耳塞いでてください!」

これからたてる音を司令官に聞かせたくなくて、雪風は真っ赤になり叫ぶようにして言う。

「……はいはい」

少しの間を持って司令官は肯定の意を返す。
その間は呆れか羞恥によるものであると考えるのが普通だが、

(残念がってる……?)

雪風には何故か不承不承に頷いているように聞こえた。

(そんなわけない! 変な妄想しちゃいけない!)

もう一度頭を振って邪な考えを振りはらう。
自分の背徳感と声だけしか聞こえないことから来た妄想だろうと結論付ける雪風。

(ほんとうに塞いでるの?)

しかし、その疑念が雪風に別の疑念を齎した。
残念がっている、つまり聞きたがっているなら耳を塞いでいないのではないか、と。

(しれぇを疑うなんて!)

愛する司令官を疑う自分を雪風は叱責する。
だが一度生じた疑念は中々拭い去ることができない。

「しれぇ?」

恐る恐るかけた声に応じる言葉はない。

(ちゃんと塞いでくれてる。すいません、しれぇ)

心の中で司令官に謝りつつようやく安心と思った矢先に、今度はまた別の疑念が頭をもたげた。


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