過去ログ - 【R-18】雪風「しれぇの前でおもらししてしまいました」
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28: ◆47gaNFJlIw[saga]
2015/03/06(金) 00:19:46.34 ID:FQujOMSOo
司令官の膝の上。そこは雪風が最も安心できる場所のはずだった。
されど今その場に座る雪風は出撃時よりも激しい興奮状態にあった。
肩は大きく上下しており所在無げに自分の腿に置いた手はせわしなく開閉を繰り返している。

「雪風」

「ひゃいっ!」

「おっと、危ないわよ」

真上から聞こえてきた司令官の声に、雪風は思わず飛び上がった。
司令官はそのまま滑り落ちそうになる雪風の身体を抱きとめる。

「もうちょっともたれかかりなさい」

そう言うと司令官は雪風の腹に回した腕を引いて彼女を抱き寄せた。

「ふあっ……」

司令官の胸が雪風の背中を包み込む。
いつもならば安堵を与えるその柔らかさが、雪風の息を益々荒げさせた。

司令官の抱擁は雪風にとって『安心』の象徴だった。
海風より微かな司令官の吐息。
爆炎よりもぬるい司令官の体温。
雪風の心を静めてくれるはずである司令官の感触は、今雪風の心を猛らせていた。

「あなた本当に抱きしめられるのが好きね、雪風」

真上から聞こえて来る声を振り仰げば司令官の顔がそこにある。
無機質な仮面を脱ぎ捨て微笑みを浮かべるその表情。
見たことのない司令官が、雪風だけしか知らない、雪風だけの司令官がそこにいる。

「しれぇ……」

「抱きしめられるのよりこっちの方が好きになっちゃったりしないでね? 毎回毎回だと大変だから」

陶酔したような声で自分を呼ぶ雪風に微笑み返し、司令官は抱き寄せるために組んでいた腕を解き、雪風の身体に這わせた。


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