過去ログ - 【R-18】雪風「しれぇの前でおもらししてしまいました」
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29: ◆47gaNFJlIw[saga]
2015/03/06(金) 00:20:13.33 ID:FQujOMSOo
「ひっ……」

雪風は身体を震わせて小さく悲鳴を上げた。
司令官に撫でられたことは今まで何度もあったが、ここまで変わるものなのだろうか。
しなやかな指はときには幼子に触れるかのような繊細さで、またときにはえぐり込むかのような激しさで雪風を愛で、責める。

「あ、ふあ、あぁ……」

司令官の指が肌を撫でる度、雪風の口からは喘ぎ声が漏れた。
一つ声を漏らし、息を吐くごとに雪風の奥でなにかが悦んでいる、そんな気がした。
同時に理性が一つずつ剥がれ落ちていくような感覚も。

そうやって雪風の意識を剥離させていきながら、司令官の指は徐々に腹部から上へと向かう。
どこを目指しているのかは、雪風にも想像に難くない。

「はぁっ……あ、あっ……」

喘ぎながらそこへの到達を待ちわびる雪風。
快感に晒されながら、頭の中はいずれ来るであろうより強い快感のことでいっぱいになる。

(どんな、感じなのかな……)

そこに触れると気持ちいいということは雪風も知識として知っていた。
だが恥ずかしさと恐怖が好奇心に勝り、今まで自分でも触れたことがなかったのだ。

(お腹でも、こんな、気持ちいいのに……)

いつもとは違う撫で方。雪風が知らない人を気持ちよくする指使い。
いつもは多少くすぐったいだけである腹部で身悶えするほどの快感を覚えているというのに、もっと敏感な部位に触れられたらどうなるのか。
ほんの少しの恐怖と多大なる期待が雪風の中で綯い交ぜになり、背筋を泡立たせた。

(これも見越してるのかな、しれぇは……)

ただ直接的に快感を与えるだけでなく、『焦らす』ことによって雪風の背徳感を喚起させること。
恐らくは司令官は意図してやっているのだと雪風は思った。
目の前の姿見に映る司令官は変わらずに微笑みを湛えていたから。

(まるで、性教育を受けているかのような気分です……ううん、きっとようなじゃなくて……)

雪風が受けた教導されているかのような感覚。
それもまた司令官の意図するところだろうと雪風は断じた。
なぜならば――

(次は雪風が、しれぇを悦ばせてあげなきゃいけないから……)

司令官に触れられる度に雪風の奥でうずくなにか。
恐らくは司令官の中にもあるそれを悦ばせるのは他でもない雪風の役目だから。

想いを秘めた雪風は司令官の実地による性の手ほどきを、快楽によって混濁していく脳内になんとかとどめようとする。
だが司令官は健気なその想いを知ってか知らずか、快楽の波によってそれを蹂躙する。

「んんんぅっ……!」

一等敏感な部分に触れられ雪風の身体が大きく跳ねる。
せっかく記憶した知識も喘ぎ声と共に吐き出されて、あとに残るのは脳を蕩けさせるような快感だけだった。


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