10: ◆ii331qfOTA[saga]
2015/03/10(火) 05:55:34.63 ID:hiV6/SbR0
母「いいわよね、あれとても便利で…」
父「でもありゃ欠陥だぜ。治せる怪我なんて小さいもんだ」
母は少しむっとしたが納得したようにため息をつく。
男「そうなの?」
兄「ああ、俺の知り合いにも能力者の看護師がいるんだけどな、交通事故の現場に出くわした時その能力はクソの役にも立たなかったらしいぞ」
男「えー?嘘だよ。だって俺が見たときすごい大怪我の人も治してたもん」
母「たまにいるのよ。優れた人がね…。回復能力で大怪我を治せる人なんてほんのごく一部よ?世界で五人いるかどうかじゃないかしら?」
兄「そうだよね。それに再生するってわけじゃないから体の一部が無くなったらそれはもう能力じゃなくて、現代医学で治す他ない」
男「それって、義手義足ってこと?」
兄「そうなるな…」
父「まあこの国の発達した医学なら神経までばっちり繋げるみたいだけど」
医学も優れているこの国はかなりの生産性を生む。
しかし父曰く、こことは別の機械大国には負けているらしい。
父はその機械大国にも出張で出かけたことがあるという。
その話は男には興味深くて、いつかは行ってみたいと思っているのだった。
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