11: ◆ii331qfOTA[saga]
2015/03/10(火) 05:56:19.17 ID:hiV6/SbR0
母「とにもかくにも気を付けてね。私たち一般人は能力者なんかに勝てるわけないんだから、急に襲われたりなんかしたら一たまりもないわよ」
男「戦わないっての…」
父「でも母さん、能力者に狙われた時点で逃げ切るのは難しいぞ…」
母「それもそうね」
男は、じゃあどうしようもないじゃん、と諦観した。
父「話が物騒になってきたな。…明日は楽しむんだし、この話は終わりにしよう」
兄「そうだな。男、話振って悪かったな」
男「全然、構わないって。俺みんなと話すの好きだし、能力の話ってしないから新鮮で面白いよ」
そっかと兄は一言残し、その場を立つ。
兄「じゃあ俺も寝ようかな…おやすみ」
男「俺も明日楽しみだし寝る!」
おやすみ、と両親は優しく微笑む。
男は気分も高揚して眠れるかどうか心配だったが杞憂であったようだ。
×××
この国では犯罪の動機というもののほとんどが己の力の誇示、いわゆる愉快犯である。
能力を得た人間は急に人が変わってしまったりするものだ。
力は人を狂わせる。
武力、権力、財力…他にも。
これらは人を内側から食いつぶし支配してゆき、力を使って別のものまで支配する。
己の安寧を手に入れようとする。
それらを知ってしまった人は例え一度失ったとしても、再び手に入れようと躍起になる。
そしてそんな人間はどこにでもいるのだ。
身近にいて、いつ遭遇するかわからない。
…ここは能力者の集う国。
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