過去ログ - 男「能力のある世界」
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20: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:35:10.15 ID:Ji5E8QnL0
父「あんなん怖くねぇっての!」

母「強がりね」

妹「早くー!!」
以下略



21: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:35:36.91 ID:Ji5E8QnL0
自由なお姫様がうちにはいるから、みんな振り回されっぱなしだ。

けれどこういうのも悪くないな、といった様子で、むしろ楽しそうな妹の笑顔が見れて家族全員幸せな気持ちになる。

兄「昼飯なら男が行きたい場所選べよ。お前と妹がメインなんだからさ」
以下略



22: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:36:02.41 ID:Ji5E8QnL0
それでもなかなか決まらない。

男「うーん、迷うなぁ…」

母「相変わらず優柔不断ね」
以下略



23: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:36:29.77 ID:Ji5E8QnL0
他のゲストはこのキャストではない誰かの口調に腹立たしいものを感じて文句を垂れる人もいたり、新しいイベントか何かかと心躍らせる人もいた。

父「やばそうだ…」

父がそう呟いたのを男はかろうじて聞き取った。
以下略



24: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:36:58.74 ID:Ji5E8QnL0
しかしそれではダメだと男は思った。

爆破箇所には二個も三個も爆弾があるはずはない。

凄惨な現場を見てでも爆発した地点を通るべきだ。
以下略



25: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:37:52.26 ID:Ji5E8QnL0
ざざざっとノイズみたいなものが聞こえる。

先ほどの放送だ。

『このアトラクションのルールを説明しようと思ったのに、もう…。せっかちなみんなは待ちきれなくて先に逝ってしまったみたいだね…。いっひひひ…!残念だなぁ…』
以下略



26: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:38:21.37 ID:Ji5E8QnL0
それにふざけている。対価は一切いただかないだって…?

それってつまり…。

『その代わり、お客様の命をもってお支払いいただきます』
以下略



27: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:38:50.82 ID:Ji5E8QnL0
兄「それもそうか…」

男「ど、どうすんだよ…!?今からどこへ行こうっていうの!?」

父「俺と母さんは生きている一般人を助ける。…あとはチャンスがあればこの狂ったアトラクションの元凶を倒す」
以下略



28: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:39:18.40 ID:Ji5E8QnL0
兄「つまり動いて鉢合わせちまった方が危険だ。爆弾もいつ爆発するかわかんないんだし…」

父「そうだ。動いている人間に対して起動するセンサー爆弾だったら動くのは危険だ」

男は何も言えない。
以下略



29: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:39:46.16 ID:Ji5E8QnL0
兄「余計なことに巻き込みたくなかったんだよ…」

ところどころで爆発音が続く。

兄「能力者は、能力だけしか取柄がないってわけじゃないのはわかるよな?」
以下略



30: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:40:16.97 ID:Ji5E8QnL0
母「泣かないの…。みんなで生きて帰るんだから…あきらめちゃダメ…」

父「そうだいついかなる時もあきらめるなよ」

兄「大丈夫だ。守ってやるから…」
以下略



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