38: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:45:32.55 ID:Ji5E8QnL0
そういうわけで、最初で仕留め損ねたのは大きなディスアドバンテージだった。
しかし、勝算も無しに一人で飛び出すほど彼女は賭け好きでもない。
爆弾魔「ぐおっ!!」
39: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:46:01.85 ID:Ji5E8QnL0
衝撃波を受けて気を取られてる間にすでに間合いを詰める。
狙いは顎のあたりに定めて一発KOを狙いにいく。
爆弾魔「ぐっ!クソがっ!」
40: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:47:02.49 ID:Ji5E8QnL0
父「!!」
遠方にいた父は急いで駆け寄る。
しかし、母はお腹を抉られ、壁際に倒れていた。
41: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:47:32.37 ID:Ji5E8QnL0
彼はしゃがみ込み、静かに涙を流す母に尋ねる。
爆弾魔「なんか言ったらどうだ?」
首を掴み持ち上げる。
42: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:47:59.33 ID:Ji5E8QnL0
妹は泣きやまない。
男はうずくまる。
兄がこの場をどうにかしなければならない。
43: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:48:52.18 ID:Ji5E8QnL0
兄が先行し細心の注意の払いながら、移動してるように見える爆破地点と離れるように移動する。
間違いなく、断続的に続く爆破地点の源にやつがいる。
いや、このまま逃げれるか?
44: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:49:28.36 ID:Ji5E8QnL0
兄は前に集中しろと忠告し、男と妹はチラチラと視界に映る死屍累々を決して考えないようにした。
出口まであと少しだった。
かなりの死体が道をふさいでいる。
45: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:49:57.11 ID:Ji5E8QnL0
まずは生きてる人に反応する。
どういうわけかは分からないが、人の血流か、何かにセンサーが反応しているのだろうか…。
能力者でなくても、今の科学兵器なら可能である。
46: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:51:29.94 ID:Ji5E8QnL0
兄は意を決して落ちてる腕を拾い上げ、件の物体に投げつける。
ちかちかと赤く光る点滅灯。
次の瞬間、ゲート近くのオブジェクトが轟音と共に吹っ飛んだ。
47: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:52:10.35 ID:Ji5E8QnL0
兄「くっ…!」
すぐさま足を止め、後ろの二人を庇うように構える兄。
爆弾魔「あーあー…。道ができちゃってるね…」
48: ◆lcKKZiGDsY[saga]
2015/03/13(金) 16:52:40.16 ID:Ji5E8QnL0
しかし、そいつは何かに気づいたように目を細めた。
爆弾魔「お前ら、どっかで…」
ああ!と今度こそ気づいた者の反応で…。
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