15: ◆Freege5emM[saga]
2015/03/10(火) 23:41:50.50 ID:NvNrK1sjo
●14
「あっ、ふあっ、ああっ、い――いい、ですっ、そこ、されると――っ!」
挿入した時は、俺が音葉を組み敷いていたはずが、
今や位置関係が逆転して、俺が音葉に馬乗りにされている。
音葉は細い足を広げて屈み込み、俺に跨って上体をぐらぐらと右往左往する。
音葉がパンパンと打ちつける動きは奔放で、
手足を絡ませていると近過ぎて見えなかった音葉の身体も、俺の目前で好き放題に躍る。
胸の双丘は汗を浮かせながら震える。“そこ”に当たると、腹も背中も露骨に動揺する。
「気持よく、なり過ぎて……あっ、う――もっと、すごいの、きちゃい……ます……っ!」
音葉の中が刺激でざわめいて騒がしい。ペニスに吸い付いて貪欲に催促してくる。
執拗に腰を揺すってくる。上から嬌声をばら撒いてくる。
「うあっ、はああっ、あっ、――私、止まらないっ、止まらないんですっ……」
音葉が止められないのは、声か。腰か。手足か。
抽送に水音がこびりついてねちねちと糸をひく。
今夜は二射目も、ほどなく持って行かれそうだ。
「あうっ、ふうああっ、あ、あっ――んあああっ!」
下から腰をつかってがんがんと応じてやると、中への刺激が尻と腿まで波及して、肌の上からでも見える。
表面に浮く汗がが尋常じゃなく増えて、音葉の首や肩が振られるたびに飛沫の匂いが届く。
「やあっ、んあぁあっ! はああっ、あっあっ」
開きっぱなしの音葉のくちびるから、喘ぎにまぎれて唾液が垂れる。
音葉のウエストのくびれたあたりが、感じているのに合わせてへっこんだり戻ったりする。
勝手に喘ごうとする喉のせいで、肺やら横隔膜やら、身体の内側まで引っ張りまわされてるのか。
いつ果てるとも知れない抽送が、いつしかテンポを乱して、リズムの流れから脱落する。
音葉は、快楽半分、苦悶半分の表情をぶらさげ、覚束ない呼吸のまま宙を舐める。
背中は反りがだんだんきつくなり、おとがいが吊り上がって、首も苦しげに筋を浮き沈みさせる。
「あっ、おっ……な、ナカっ、されてっ……い、イク、もう……い、ひっ、うううっ……!」
無理な体勢で、音葉の淫声も音飛びする。
腰のグラインドが細かい痙攣になり、ウエストがへっこんだままぷるぷると震える。
息を吐きっぱなしらしい。往生間際、断末魔が音葉をいじめて、無様な音色を絞り出させる。
「うあ……んっ、う、んんっ、んあぅうっ、おっ――おお゛っ、おお゛ぉおっ……!」
音色が濁る。音葉の口から俺へぼたぼた落ちる。
色は原色がムチャクチャに混ざっていて前衛芸術じみていた。
俺は音葉の姿に圧倒され、意識が飲み込まれ、身体まで磔にされて、
なすすべもなく射精に追い込まれた。
20Res/33.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。