過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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141:名無しNIPPER[saga]
2015/04/05(日) 03:32:36.12 ID:97AaXMgaO

明華「だから……ネリーにとっても、咲さんは特別なんですね」

ネリー「ネリーにも?」

明華「咲さんにとっても……という事です。恐らくですが」

 ネリーにはいまいち分かりにくい話だった。
 明華が続ける。

明華「以前の刺々しかった咲さんの事を、私は危うく思っていました」

明華「嵐へと変わる風のような……近づくものをみな傷つけてしまいそうな雰囲気を持つ彼女が、恐くて仕方なかった」

明華「今の彼女は大切なものを優しく包み込み、向けるべき相手にだけ刃を向ける騎士……」

明華「きっとネリーと触れ合う事でかつて抱いていた感情を取り戻したんだと思います」

明華「だから……ネリーにとっての特別が咲さんであるように、咲さんにとっての特別も」

ダヴァン「マア、そういうコトでショウネ」

ダヴァン「ミョンファみたく難しいコトはわかりマセンが」

ダヴァン「サキとネリーのハートは熱いタイズで結ばれてイル……そのコトはみてたらわかりマスヨ」

ダヴァン「まったくお熱いデス。朝の通学だけでもサキを貸してくれマセンカ?」

ネリー「お前はどこまでいっても変わらないね……」

 だけど、萎みかけていた気力は取り戻せた。
 心の中で三人に深く感謝した。

ネリー「うん! 決めた!」

ネリー「サキを絶対振り向かせてみせるんだから! 百回振り向かすっ!」

 心に強く、強く念じて。

 気力をくれた三人に背を向け、握り拳を掲げた。


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