過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/03/19(木) 17:56:38.36 ID:ZrCoTrCN0
翌日。
朝から隣部屋に突撃訪問して咲と合流してから、ネリーたちは学校へと向かう電車に乗る。
ネリー「ううー眠いよう」
咲「わざわざあんな早い時間にくるからだよ」
苦言を呈しながらもミント味のガムを手渡してくる咲。
用意がいい。さりげない優しさが身にしみた。
恙無く学校に到着し、二人揃って門を潜る。
天気は快晴。澄み渡った朝の空気を吸い込めば、眠気も多少は晴れる。
部室にいけばいつもの顔ぶれが集う。
明華「また二人ですか。仲が良いですね」
ネリー「ネリーと咲は同じアパートだよ。お隣なんだから」
麻雀卓に座るダヴァン、明華、ハオ。そして智葉。
対抗心を燃やす智葉の姿に咲が気炎を上げていたが、今日も智葉はそっけない。
代わる代わる卓に入り、あぶれたメンバーはネット麻雀を打ったり、対局の様子を観察したり。
そんな中、咲と智葉が同席する事は決してなかった。
咲「明らかに避けられてるよ。今日もダメかなぁ……」
お預けを食らう咲はいつもの事ながら、今日は、目に見えてしょんぼりしていた。
ネリー「サキ……」
智葉が咲を避けるのは監督の指示らしい。
インターハイ予選まで時間もあまりなく、自分が先鋒に相応しいと分かりやすく示したいのだろう。
その中で智葉と争う事もできず、かといって智葉の実力を目の前でみている以上、侮る事もできず、オーダーへの不安が焦燥を煽る。
日に日にそれが強くなっていく咲の姿はあまり見ていたくないものだ。
何とかしてあげたい。
とはいえ、ネリーが監督や智葉に頼んでもあしらわれてしまったので、気休めにもならない励ましくらいしかできないのが現状だった。
ネリー「一度休もう? 朝からうちっぱなしだよ」
咲「でも……」
ネリー「体調崩しなんてしたらますます選ばれなくなっちゃうよ」
体調を管理するのも立派な資質だ。
それに、体調さえ万全なら他のポジションに選ばれる可能性は捨てきれない。
そう伝えてはみるけど、咲の反応は芳しくない。
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