過去ログ - 浜風「私達はきっと人間の出来損ない」
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31: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 00:30:09.81 ID:1RmluRqaO
「ありがとう、そう言われました」

「それだけですか?」

まさかそれだけで惚れたわけではないですよね?
以下略



32: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 00:48:56.91 ID:1RmluRqaO
潮さんが拾ったクリアファイルを相手に手渡す前に、提督は膝を屈めて顎で自分の持つ書類の山を指した。
身長差のある潮さんの手が、束の一番上に届きやすい配慮だったのだろう。

「ここに置いてくれないか?」

以下略



33: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 01:09:45.43 ID:1RmluRqaO
執務室に辿り着くまで、二人は様々な話をしたという。
鎮守府での生活はどうか。何か困っていることはないか。不便をかけていないか。仕事は辛くないか…
自分から会話を切り出すのが苦手な潮さんに、提督が次々と質問をして会話が途切れない。
潮さんはその時間がとても楽しかったのだという。

以下略



34:名無しNIPPER
2015/03/21(土) 01:09:46.13 ID:7wYdPLWDO
潮ちんちょろ…?


35: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 01:32:58.53 ID:1RmluRqaO
(いいな…)

素直に、そう思った。
人を好きになるということは、なんて綺麗なことなんだろう。
耳まで真っ赤にして俯く潮さんの横顔を眺め、独りごちる。
以下略



36: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 01:52:19.57 ID:1RmluRqaO
「ど、どうって…えっと、その…!」

私の質問を聞いて、面白いくらい潮さんの表情が変わった。
腰が浮いて、座っていた堤防から危うく海に落ちかけた。

以下略



37: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 01:53:52.86 ID:1RmluRqaO
きりがいいので今日は終わり。


38:名無しNIPPER[sage]
2015/03/21(土) 01:54:32.52 ID:eweMGsZTo
おつ


39:名無しNIPPER[sage]
2015/03/21(土) 07:09:42.82 ID:X02qleOAO
乙 強心臓のコミュ障ww


40: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 14:51:19.33 ID:B9zvv1FMO
「…もしも、もしも許されるのなら、私は提督と恋人になりたいです」

しばしの沈黙があって、躊躇いがちに、しかしはっきりとした口調で潮さんはそう言った。
時折私はこう思う。彼女は、本当はとても強い人なのではないかと。
私なんかよりずっと強く、勇気ある女性なのではないかと、そう思ってしまう。
以下略



41:名無しNIPPER[sage]
2015/03/22(日) 11:41:00.31 ID:8LqOQAqyO
焦らすねぇ


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