過去ログ - 浜風「私達はきっと人間の出来損ない」
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33: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 01:09:45.43 ID:1RmluRqaO
執務室に辿り着くまで、二人は様々な話をしたという。
鎮守府での生活はどうか。何か困っていることはないか。不便をかけていないか。仕事は辛くないか…
自分から会話を切り出すのが苦手な潮さんに、提督が次々と質問をして会話が途切れない。
潮さんはその時間がとても楽しかったのだという。

以下略



34:名無しNIPPER
2015/03/21(土) 01:09:46.13 ID:7wYdPLWDO
潮ちんちょろ…?


35: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 01:32:58.53 ID:1RmluRqaO
(いいな…)

素直に、そう思った。
人を好きになるということは、なんて綺麗なことなんだろう。
耳まで真っ赤にして俯く潮さんの横顔を眺め、独りごちる。
以下略



36: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 01:52:19.57 ID:1RmluRqaO
「ど、どうって…えっと、その…!」

私の質問を聞いて、面白いくらい潮さんの表情が変わった。
腰が浮いて、座っていた堤防から危うく海に落ちかけた。

以下略



37: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 01:53:52.86 ID:1RmluRqaO
きりがいいので今日は終わり。


38:名無しNIPPER[sage]
2015/03/21(土) 01:54:32.52 ID:eweMGsZTo
おつ


39:名無しNIPPER[sage]
2015/03/21(土) 07:09:42.82 ID:X02qleOAO
乙 強心臓のコミュ障ww


40: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/21(土) 14:51:19.33 ID:B9zvv1FMO
「…もしも、もしも許されるのなら、私は提督と恋人になりたいです」

しばしの沈黙があって、躊躇いがちに、しかしはっきりとした口調で潮さんはそう言った。
時折私はこう思う。彼女は、本当はとても強い人なのではないかと。
私なんかよりずっと強く、勇気ある女性なのではないかと、そう思ってしまう。
以下略



41:名無しNIPPER[sage]
2015/03/22(日) 11:41:00.31 ID:8LqOQAqyO
焦らすねぇ


42: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/22(日) 22:15:25.79 ID:tqbWSRGsO
「やっ…!」

ぴしゃりと音がして、彼女の乳房を掴む私の手が弾き飛ばされた。
驚いて腕の先を見る。真っ赤に染まった手の甲が、じんじんと疼き始めた。

以下略



43: ◆XTxK6n/lbg[sagesaga]
2015/03/22(日) 22:43:37.52 ID:tqbWSRGsO
「…話を本題に戻しましょう。もうふざけたりはしないと約束します」

いけしゃあしゃあと、私は言った。
だが仕方あるまい。このまま互いにギクシャクと居心地の悪さだけを募らせても不毛なだけだ。
潮さんは何か言おうと口を開きかけ、しかしその言葉は飲み込んで、最終的に私の言葉に同意してくれた。
以下略



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