277: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:30:46.42 ID:1Q/i03PvO
フランベルジュを下ろし、ファムに背中を向ける。帰る、といえばファムには黙ってついてくるしか出来ない。
再試験を行うに当たってファムには「マスターに関することを魔法少女の前で喋れない」機能を付け加えてある。
278: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:31:14.15 ID:1Q/i03PvO
【クロース】
「ん……」
279: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:31:58.28 ID:1Q/i03PvO
それでも体は満足していない。手で肩を揉みほぐし、瞼を擦ることで目は冴えてきた。
部屋に入ってきた口うるさい母を適当にあしらってから追い出すと、再びベッドに潜る。
280: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:32:24.42 ID:1Q/i03PvO
もし自分が他の魔法少女に殺されてたら。
実際一度殺されかけた。今は無いが、背中を切られた時の痛みははっきり覚えている。
281: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:32:54.29 ID:1Q/i03PvO
不意に、スマートフォンからメールの着信音が鳴った。
思わずビクリと体を震わす。
282:名無しNIPPER
2015/03/26(木) 22:34:43.02 ID:6fvg5AiSo
1
283: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:35:26.17 ID:1Q/i03PvO
「……」
手短に了承の返事を書き、送信。元あった場所にスマートフォンを置くと、再びベッドに潜った。
284: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:37:30.08 ID:1Q/i03PvO
【桐条飛鳥】
コンビニの帰り道。桐条飛鳥である三田雷果は額に青筋をたてながら歩いていた。
285: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:38:30.18 ID:1Q/i03PvO
どんな縁でミニチュアールがそんな仕事をしていたのかは知らないし、別に興味もなかった。
もしかしたら飛鳥に教えてくれていたかもしれないが、覚えていなかった。
286: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:38:57.63 ID:1Q/i03PvO
ミニチュアールは常に強い者の味方をする。それだとまるで雷果より奈都の方が優れていると言われてるようで、そこには腹が立った。
あいつ今度あったら覚えとけよ、と心の中で毒つきながら苛立ち紛れに歩調を上げた。
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