483: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/07/14(火) 00:07:26.34 ID:M36iDffDO
「クロースさん」
と、声をかけられた。奈都である。笑っているのを見られていないか、心配だったが確認する術は無い。
484: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/07/14(火) 00:08:10.96 ID:M36iDffDO
「ですが困りました、これではマーファさんが一人で……」
「奈都、私も今回は一人で動くわ」
485: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/07/14(火) 00:08:56.28 ID:M36iDffDO
「テストで緊張してた……とか？」
腰巾着のミニチュアールが珍しく発言した。しかし相変わらず声は小さい。目はキョロキョロと動き一点に定まらない。
486: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/07/14(火) 00:09:30.66 ID:M36iDffDO
それに続いて奈都の一派もゾロゾロと出ていく。クロースに言葉を投げ掛けていく者も、何人かいた。
「あの、一人は不安かもしれないですけど、頑張ってください」
487: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/07/14(火) 00:10:35.09 ID:M36iDffDO
【マーファ:廃村、南部】
ブブブ、と空を舞うカメラが鬱陶しい。一人廃村を歩きながら思った。
488: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/07/14(火) 00:11:02.40 ID:M36iDffDO
来いと言ったのは自分だ。大人しく待つとする。
立ち止まって目を瞑ると、静寂が降りた。聞こえるのは風の音と生え放題の雑草が揺れる音、虫が奏でる音色くらいの者で、そこに不振な気配は何もなかった。
489: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/07/14(火) 00:12:44.90 ID:M36iDffDO
すると、心地いい静寂を切り裂いて無愛想なサイレンが鳴り響いた。気づけば皆と別れてから三十分を過ぎていた。となるとこのサイレンが開始の合図らしい。
先程聞いたファムの声が続けて流れる。
490: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/07/14(火) 00:16:29.08 ID:M36iDffDO
ここまで。ついでに他キャラの現在地を開示しときます
トト(1個)【廃村、南部】
ランランラン(16個)【廃村、南部】
ミニチュアール(16個)【廃村、北部】
491:名無しNIPPER[sage]
2015/07/14(火) 01:08:45.77 ID:0ZP4vZl4o
乙乙
492:名無しNIPPER[sage]
2015/07/14(火) 07:15:35.02 ID:2bf1xvEx0
乙
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