17:名無しNIPPER
2015/03/21(土) 21:44:29.25 ID:nJPgXTqwO
が、当然、とんでもない新事実をしってしまった男がそんな事を聞いているはずが無い。
「あ、あれー」
女さんは、自分の自信満々な論理をまったく聞かれていないことに気づいたのだろうか、戸惑ったような声を出す。
18:名無しNIPPER
2015/03/21(土) 21:45:20.37 ID:nJPgXTqwO
だけど一人になったりすると、僕は女さんに嫉妬してしまう。
どっちも本当の僕なのに、どっちも本当の僕ではないようだ。
まあ、いまはこれでいいのだ。みんなとの時間を余計な事で無駄にしたくはない。
19:名無しNIPPER[sage]
2015/03/21(土) 21:46:58.55 ID:JgiIKtfK0
ちくわ大明神
20:名無しNIPPER
2015/03/21(土) 21:47:22.39 ID:nJPgXTqwO
と、いうわけで今日はここまで。
また近いうちに更新するかなぁ、と思います。
21:名無しNIPPER[sage]
2015/03/21(土) 22:45:24.26 ID:aJbhQHG4O
これは期待
しかし男と男の娘はくっ付くんだろうか…
あとどうして男の娘は女の子の格好を始めたのか。
続きが気になる事ばかりだ
22: ◆3o5ksYdBDI
2015/03/25(水) 22:31:07.85 ID:hwCsfjB3O
投下します
23:名無しNIPPER
2015/03/25(水) 22:36:07.81 ID:hwCsfjB3O
遅刻への問題は解決した。そう思っていた時期が僕にもありました。
「で、なんで遅刻してきたのかしら?」
目の前の担任教師に、前のドアから、教室に入った瞬間に言われた言葉だ。
24:名無しNIPPER
2015/03/25(水) 22:36:53.23 ID:hwCsfjB3O
まず彼女の顔を見た瞬間に足が地面に縫い付けられたが如く動かなくなる。
少し遅れて教室に入室してきた女さんが、「娘ちゃんどしたの、いきなり動かな」とまで言葉を発した。
続きを言わないのは恐らく担任の顔を見たからだろう。
25:名無しNIPPER
2015/03/25(水) 22:37:27.41 ID:hwCsfjB3O
教室の前のドアが閉まる。最近改装をしたらしいこの学校の校舎は、教室のドアが勝手に閉まる。よく僕には仕組みがわからないが。僕がこのドアでわかる事といったら、吊るし引き戸であるという事と、僕らの逃げ場を塞いだという事くらいだ。
「で、もう一度聞くけど。なんで遅刻してきたの」
ねぇ、と目の前の悪魔が問う。答えようにも、口からでるのは酸欠状態のカヒュー、カヒューという息のみ。はたしてこれは走ってきたからなのか、それとも恐怖によるものか。それすらも区別がつかない。
26:名無しNIPPER
2015/03/25(水) 22:38:09.73 ID:hwCsfjB3O
と、僕が死を覚悟したところで、教室の後ろのドアが開く。
「すいませーん…遅れちゃったんですけどー」
男が廊下から、教室へとひょこりとを顔をのぞかせた。
27:名無しNIPPER
2015/03/25(水) 22:38:43.83 ID:hwCsfjB3O
「さーせーん」
男はそうへらへらと答えると、椅子に腰掛け、荷物を机の脇にかける。
「せんせー、遅れてきていうのもなんですけど、そこらへんにしといてあげてください、こいつら俺に付き合って遅れただけなんで」
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