過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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◆ldFfAbiRv2
[saga]
2015/04/13(月) 12:29:44.82 ID:ueeYAoj10
ルカ「でも、いいのか?こんなにあっさり渡しても・・・」
たまも「別にウチは、正直どうでもいいからのう」
たまも「この洞窟の罠がアスレチックみたいで楽しかったから、つい奥まで入ってしまっただけじゃ」
ルカ「おいおい・・・まぁいいか」
とりあえず「海神の鈴」が手に入ったので良しとしよう。
たまも「さて、どうする・・・ルカ?」
たまも「ついでに、ウチを退治してみるか・・・?」
無数の尻尾をぱたぱたと振りながら、たまもはそう言った。
ルカ「やめておくよ。今のままじゃ勝てる気がしないし――――」
ルカ「この世界で僕が倒すのは、人と魔物が共存する世界の障害となるやつだけだ」
たまも「ちと引っかかる言葉があるが・・・殊勝な心がけよ。しかし、いつかは戦うことになろう」
たまも「なにせウチは、魔王軍四天王の一人じゃからのう」
ルカ「・・・・・・その時は、その時だよ」
少なくとも今は戦う理由などないはずだ。
たまも「では、さらばじゃ」
妖狐と7尾ともども、たまもはその場から消えてしまった。
ルカ「とりあえず・・・イリアスポートに戻ろうか」
アリス「そうだな・・・。貴様、途中で顔が真っ青になっていたが――――」
ルカ「僕も混乱してる。だから敢えて考えてない」
アリス「そうか・・・貴様が混乱するほどだ、余では全く分からんだろう」
ルカ「うん・・・」
こうして僕たちは、財宝を回収しつつイリアスポートへと戻った。
早速港へ行って、船を出してもらうとするか。
暇そうな船乗りたちが、生活の糧とすべく魚釣りをしているようだ。
交渉するなら、なるべく偉そうな人がいい――――
そういうわけで、船長らしき身なりの男性に声をかけた。
ルカ「あの・・・船を出してほしいんですけど」
船長「あん?冗談いうな、若いの。ここを出た船が、どうなるか知ってるだろ?」
ルカ「それがですね、この「海神の鈴」を吊るしておけば大丈夫なんですよ」
船長「・・・・・・寝言は寝て言え。こんな汚い鈴で、嵐が避けられたら苦労はしないぜ」
船長は全く取り合ってくれないようだ。
ルカ「実際に、試してみればわかるんですよ。どうか、騙されたと思って船を―――」
船長「おととい来な。ガキの戯言に付き合ってられる程暇じゃねぇよ・・・・・・暇だけど」
やはり、全く聞く耳を持ってくれないようだ。
さて、どうしたものか――――
アリス「どいてろ、ルカ」
不意にアリスは、船長の前に進み出た。
アリス「―――余の意に従え」
不意に、アリスの目が光る。
すると船長は、たちまちびしりと姿勢を正した。
船長「はい!なんなりとご命令を!」
アリス「我々をセントラ大陸に乗せていけ。直ぐに準備をしろ。終わり次第、出港だ」
船長「了解しました!ただちに!」
―――――こうして僕等は、セントら大陸行きの船に乗れたのだ。
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