過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 20:45:41.39 ID:jVBRPo/YO

「西宮南中出身の佐々木です」

知性を感じさせる明瞭で中性的な声が教室に響く。

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 20:47:37.89 ID:jVBRPo/YO

「キミらしくないスタートだったじゃないか、キョン」

全員分の自己紹介と担任による諸々の説明が終わり、学年集会が開かれるまで休み時間となったため、

以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 20:50:11.51 ID:jVBRPo/YO

「ふむ、実のところ僕はキミがそれほど知的欲求に欠くタイプだとは思っていないのだけれどね」

「確かにキョンは見るからに馬鹿っぽいってタイプではないよね」

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 20:52:57.50 ID:jVBRPo/YO

スタートから躓いた俺だったが、その後は持ち前の普通ぶりを発揮し教室の一部として溶け込んでいた。

席の近かった谷口という奴と国木田との三人でつるむことが多くこの日も一緒に飯を食っていたのだが、

以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 20:56:48.62 ID:jVBRPo/YO

「佐々木さんはキョンと付き合ってるからね」

「バカ言うな。またそうやってお前は」

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 20:58:32.21 ID:jVBRPo/YO

「バカ言うな、だとよ」

「なるほど、キョンがそう言うならそういうことにしておこうか」

以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 20:59:27.48 ID:Xn7sWAQWO
期待


9:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:00:21.03 ID:jVBRPo/YO

新しい環境に身を慣らしつつ新しい授業内容を受け流しているうちに卯の花月も終わりが近づいていたが、

俺と国木田の予想通り、谷口と佐々木の心理的距離が近づくことは無かった。

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:01:53.72 ID:jVBRPo/YO

こいつ、何か企んでやがるな。

文芸部なんて普通すぎる回答の割に妙に愉快そうな口ぶりだ、何か有るに違いない。

以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 21:02:59.65 ID:G5BVfJ8NO
いいね


12:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:05:46.54 ID:jVBRPo/YO

「去年の三年生が卒業したのに合わせて部員がいなくなり、新入部員もおらず廃部寸前という話だ」

「なるほど」

以下略



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