過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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47:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 22:23:20.78 ID:jVBRPo/YO
「何が悲しいのか、だって? キミはそれをうら若き生娘の口から言わせるのかい?
それともキミがそう言った性的嗜好を持ってるというなら付き合うのも吝かではないよ」
「何を言ってるんだお前は」
「仕方ない、やはりここは僕が羞恥を被るしかないということか。
キミは何故、カップルが手を繋いだり、腕を組んだりすると思う?」
言われてみれば何故だろうか。
「わからん。だがこうしてお前と腕を組むのは、その、良い気分ではある」
「キミもそう思っているということを確認できて安心したよ。
では何故キミは僕と手を繋ごうともしない? いつもそれを提案するのは僕の方だ」
気づけば住宅街に入り込み、主役たる花火がアパートの陰に隠れ見えなくなっていた。
「あーなんだ、俺も高校生だし、正直そういうのは、まあ、有る。
だが、それを一方的にお前にぶつけてしまう訳にはいかないし、その、俺も耐えてるんだよ」
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