過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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80:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:29:43.12 ID:jVBRPo/YO

この時、意外な人物が声をあげた。

「まさか!?」

それを聞いた藤原が高らかな笑い声を部室に響かせ、

「橘京子、お前が気づいたということは全てが成功したことを意味する。

 さあ九曜、さっさとこの女を殺せ。もう用済みだ」

「これで新たな――可能性が芽生える――」

制止する間も無かった。

前触れ無く九曜の左指が蛇のように伸び、ハルヒの首を絞める。

信じられない光景だった。ハルヒが、あのハルヒが目から光を失っていく。

気づくと空間がグニャりと歪み、広がっていた空の灰色部分が急速に萎んで世界が明るくなり始める。

「作戦通りこれで未来が大きく変わるはずだ。どうせ叶わないのなら僕はこちらの世界に全てを託す。

 例え己の存在が永遠に抹消されたとしても」

そう言うと、藤原は――消えていた。




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