過去ログ - 櫻子「めぐみの雨と、恋で咲く花」
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82:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 18:16:28.61 ID:JxUSEnW0o
「……ひとりぼっちで、寂しかった」

「え……」


「櫻子や花子たちと離れて……私はずっと静かな世界にいた。都会は人がいっぱいいるくせに、みんながみんな、繋がりがなくて……寂しかった」


「けど、寂しい気持ちの正体……その一番大きな部分を担ってたのは、めぐみだったんだ……!」


「めぐみのこと、諦めなきゃいけないと思ってたのに……一人でがんばろうとする私を支えてたのは、心の中で応援してくれるめぐみだった。私には、めぐみしかいないんだなって、気づいたときにはもう、めぐみからの連絡が来なくなっちゃってた……」


言葉に心をこめるたび、手を握る力が強くなる。

今日は暑くても風の心地よい日だった。さわさわと揺れる木々の音、それが静かになるタイミングを縫うようにして、撫子は気持ちを綴る。



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