過去ログ - 【親愛なるキラー・クイーン】
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43: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/04(土) 17:02:48.65 ID:wMpsDRT0O
「うざったいんだよ良い子ちゃんが!」

ガキ大将に殴られそうになる瞬間、咄嗟にいつも側にいるアイツが頭によぎった
強く強く願った
助けて!アイツを倒したいんだ!凝らしめてやりたいんだ!と
以下略



44:名無しNIPPER[sage]
2015/04/04(土) 17:42:44.06 ID:Q53kRe7jo
おお…!
リクエストを聞いてくれてありがとう…


45: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/04(土) 19:49:45.41 ID:wMpsDRT0O
家に帰った僕はガタガタ震えてた
あの後ガキ大将が鼻血を流していて泣きわめいていて先生が来た。そこからの記憶はぷっつりと無くなっていた
だがわかることがある

「僕がやった…やってしまったんだ…!アイツを使って僕が……」
以下略



46: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/04(土) 20:02:00.65 ID:wMpsDRT0O
アイツは誰にも見えない
僕だけにしか見えないし僕だけしか知らない
きっと友達のあの子にも近所のおばさんにも父さんにも母さんにも話しても分かってもらえないし聞いてもらえないだろう…
アイツは僕を縛る『呪い』なんだ。生まれついて僕にかかっていた『呪い』なんだ

以下略



47: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/04(土) 20:23:22.61 ID:wMpsDRT0O
あの日からもうかなり時が経った
周りからは冷酷で寡黙な人だとコソコソと言われることも増えた
両親からは何度も他の子と仲良くしろと言われた
その度にわかりあえない苦悩が涙になって眼からこぼれた
たまに女の子に言い寄られても、きっとわかりあえないから身を引き続けた
以下略



48: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/04(土) 20:26:04.87 ID:wMpsDRT0O
【ふたりぼっち】完結です
最後まで読んでくださった方感謝です!
続いては>>24さんのリクエストを書かせてもらいます!
頑張って書かせてもらいますのでゆったりとお待ちください!

以下略



49:名無しNIPPER[sage]
2015/04/04(土) 20:49:33.12 ID:aAKQ4rvb0
恥知らずの後でフーゴがどんな日常を過ごしてるのかも知りたい


50: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/05(日) 16:02:13.81 ID:LkCh/crTO
【その糞犬、帝王につき】

昔々ニューヨークのある富豪の家に一匹の子犬が飼われることになりました

血統書付きのそのボストン・テリアは過保護なほどに人間に構われ、甘やかされる日々を過ごしてすくすくと育ちました
以下略



51: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/05(日) 16:12:42.82 ID:LkCh/crTO
彼にはおおよそ血統書付きとは思えないような趣味がありました
それは下品なことに人の顔に屁をすることと人の髪の毛をむしりとることです
ターゲットは主にヘラヘラと仕事の愚痴を言う使用人達でした

「お前のご主人は人遣い荒いよなぁイギー」
以下略



52: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/05(日) 16:22:28.03 ID:LkCh/crTO
そんな恵まれた生活での不満はイギーにとっての娯楽は少ないことでした

豪華なエサも、ぬくぬくとした屋敷も、彼にとっては日に日に自分を入れる犬小屋と変わらぬ存在になっていったのです
仕方無しとは言えバカ人間にそこらの血統書無しの犬と同じように術順なふりをするのも大嫌い

以下略



53: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/05(日) 21:55:25.04 ID:4R+j7C7t0
イギーにとっては脱走など朝飯前でした
何故なら彼にはバカ人間じゃあ到底真似できないふしぎな力を持っていたから

彼の周りをするすると砂が風と遊ぶかのように渦巻いて徐々に形を作っていきます
その砂はまるでインディアンのように羽飾りをつけた大型犬のような姿になったのです
以下略



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