過去ログ - 【親愛なるキラー・クイーン】
1- 20
47: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/04(土) 20:23:22.61 ID:wMpsDRT0O
あの日からもうかなり時が経った
周りからは冷酷で寡黙な人だとコソコソと言われることも増えた
両親からは何度も他の子と仲良くしろと言われた
その度にわかりあえない苦悩が涙になって眼からこぼれた
たまに女の子に言い寄られても、きっとわかりあえないから身を引き続けた
以下略



48: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/04(土) 20:26:04.87 ID:wMpsDRT0O
【ふたりぼっち】完結です
最後まで読んでくださった方感謝です!
続いては>>24さんのリクエストを書かせてもらいます!
頑張って書かせてもらいますのでゆったりとお待ちください!

以下略



49:名無しNIPPER[sage]
2015/04/04(土) 20:49:33.12 ID:aAKQ4rvb0
恥知らずの後でフーゴがどんな日常を過ごしてるのかも知りたい


50: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/05(日) 16:02:13.81 ID:LkCh/crTO
【その糞犬、帝王につき】

昔々ニューヨークのある富豪の家に一匹の子犬が飼われることになりました

血統書付きのそのボストン・テリアは過保護なほどに人間に構われ、甘やかされる日々を過ごしてすくすくと育ちました
以下略



51: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/05(日) 16:12:42.82 ID:LkCh/crTO
彼にはおおよそ血統書付きとは思えないような趣味がありました
それは下品なことに人の顔に屁をすることと人の髪の毛をむしりとることです
ターゲットは主にヘラヘラと仕事の愚痴を言う使用人達でした

「お前のご主人は人遣い荒いよなぁイギー」
以下略



52: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/05(日) 16:22:28.03 ID:LkCh/crTO
そんな恵まれた生活での不満はイギーにとっての娯楽は少ないことでした

豪華なエサも、ぬくぬくとした屋敷も、彼にとっては日に日に自分を入れる犬小屋と変わらぬ存在になっていったのです
仕方無しとは言えバカ人間にそこらの血統書無しの犬と同じように術順なふりをするのも大嫌い

以下略



53: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/05(日) 21:55:25.04 ID:4R+j7C7t0
イギーにとっては脱走など朝飯前でした
何故なら彼にはバカ人間じゃあ到底真似できないふしぎな力を持っていたから

彼の周りをするすると砂が風と遊ぶかのように渦巻いて徐々に形を作っていきます
その砂はまるでインディアンのように羽飾りをつけた大型犬のような姿になったのです
以下略



54: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/06(月) 05:22:59.07 ID:X2rClM/qO
彼は生まれて初めて自ら屋敷の外へと出ました
自らの足で、初めて世界に踏み出したのです
下品な人間の会話も自由に大空を舞う鳥達も皆初めて見る世界でした
彼の目に映るもの皆全てが、彼には自由に思えました。あの狭い屋敷では考えられないような世界だったのです

以下略



55: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/06(月) 05:46:34.21 ID:X2rClM/qO
しかしイギーは彼らを相手にする気はありませんでした
何故なら血統書すらない野良の存在なぞ彼にとっては関わるのも無駄だったからです

「舐めた野郎だ…やっちまえ!」

以下略



56: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/06(月) 06:09:07.44 ID:rZi3G5UL0
最早イギーはあの家に帰る気など更々ありませんでした
あんな自由に歩き回れない家など野良犬の帝王に君臨した今では必要ありません
こうして彼は自由を掴み取ったのです


以下略



57: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/06(月) 06:11:17.75 ID:rZi3G5UL0
【その糞犬、帝王につき】完結です

少しグダグダな部分もありましたがお許しください
最後まで読んでくださった方には感謝です!

以下略



169Res/80.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice