過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/22(水) 02:13:07.41 ID:HEFpIzrTo
アーニャはその倉庫の扉に手をかける。
その重量感のある扉は、さながら地獄の門とさえ感じるがそれでも彼女この場からは引くことはできない。
もしかしたらこの中は食肉の倉庫であり、それが腐っただけなのかもしれない。
そんな可能性も信じたかったが、やはりアーニャはヒーローとして立ち止まることはできなかった。
「スー……ハァ……」
一呼吸、吸い込んでいったん精神を落ち着ける。
そして意を決し、アーニャはその横開きの鉄の扉をゆっくりと開け放った。
その倉庫内はまるでこの潮風に当てられて錆びついたかのように赤黒かった。
本当にただの錆であったのならそれでよかったのだが。
当然それは錆びた鉄の鉄分ではなく、血中の鉄分である。
ペンキをぶちまけたなんて生易しいものではなく、倉庫の内装を塗り替えたと錯覚するほどに濃淡ムラだらけの赤で彩られていた。
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