過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 01:02:10.99 ID:OBJgOl+No
エトランゼの更衣室へと入ると、目につくのは壁面に沿うように並べられたロッカーだ。
一つ一つに名札がつけられているものの、ここで働いているもの全員でこの膨大なロッカーをすべて使いつぶすことはできないようだ。
名札の付いていないロッカーもちらほらとみられ、チーフに至っては4つ分のロッカーを占有している始末である。
以下略
521
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 01:02:52.09 ID:OBJgOl+No
「……ところで、どうしてそんな話を、していたの、ですか?」
猫のくせに魚嫌いのみくが、魚のことを会話のネタにしていることは珍しい事であった。
話の流れを掴めないアーニャはその点に疑問を抱く。
以下略
522
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 01:03:38.71 ID:OBJgOl+No
「お前らいつまで漫才してる気だ!さっさと着替えてこい!」
ぐだぐだと漫才をしていれば、更衣室の扉からチーフの声。
それなりに店内は盛況な為、着替えに時間などかけていられないはずなのにいつまでも更衣室から出てこないからしびれを切らしたようであった。
以下略
523
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 01:04:34.75 ID:OBJgOl+No
「そういえば……みくは今日、ジミ……ですね」
いつものみくならば好きなようにかわいらしい服を着てくる。
今日来ていた服が似合っていないというわけではないが、これまで見た服と比べるとかなり地味な服装であった。
以下略
524
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 01:05:11.73 ID:OBJgOl+No
だが、それでも自分と明確に違う『他者』に対して、奇異の視線を向けてしまうことは一種の本能である。
差別しているわけでもない、排斥しているわけでもない、だがそこに悪意はなくとも『目を引く』というのは被対象には負担をかけるのだ。
一昔前までは外国人と言うだけで向けられていたこの視線は、現在その方向を変えていたのだ。
以下略
525
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 01:05:53.33 ID:OBJgOl+No
のあはみくの話題から切り替えるように、視線を横に向ける。
その視線はみくの心情を推察したように、アーニャの瞳の奥を覗いている。
「正直のところ、あなたの様子の方がおかしいわ。アーニャ。
以下略
526
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 01:06:38.17 ID:OBJgOl+No
「アーニャ、『休み』というものはふつう休むものよ。
わざわざ働きに来ることを休むなんて言わないわ」
以下略
527
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 01:07:34.77 ID:OBJgOl+No
アーニャは考える。
のあの言う通り、いっそすべてあの義手の女のせいにしてしまうのはどうだろうかと。
「ニェート……」
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528
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 01:08:42.21 ID:OBJgOl+No
「アー……」
現状を打開できないことだけがわかったアーニャであったが、ここでまた別の疑問を思いつく。
以下略
529
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 01:09:19.52 ID:OBJgOl+No
思考は疑問で埋没し、脳内は処理を超えていく中。
「アーニャ」
のあの呼びかけでアーニャは意識が覚醒する。
以下略
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