過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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624: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:00:23.80 ID:Ah1rtJBzo

「ごめんなさい……。

加減を、忘れてしまったわ」

以下略



625: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:01:09.51 ID:Ah1rtJBzo

 はずだった男の手が止まる。
 その声の主であるみくは、子猫のように体を震わせながらも気丈に男を呼び止めた。

「なんだ猫娘。死にたいのか?」
以下略



626: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:05:29.43 ID:Ah1rtJBzo

 明らかに様子のおかしかったアーニャをみくは友達として放っておくことができなかったのだ。

「……別に、知っているわけじゃあない。

以下略



627: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:06:18.10 ID:Ah1rtJBzo
人伝の真相だが、この場で紐解いてやる」

 時刻は太陽が頂上に昇りきるのはまだ先のこと。

「そう言えば……オジサンっていったい何者にゃ?」
以下略



628: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:08:04.15 ID:Ah1rtJBzo


 目を覚ませばすでに日は高く昇っている。
 窓から差し込む光が、視界を差し意識を覚醒へと導く。

以下略



629: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:09:14.86 ID:Ah1rtJBzo


 エトランゼの扉には『close』と書かれた看板が掛けられている。

「解離性同一性障害、通称DID。アナスタシアはこれだった」
以下略



630: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:10:29.02 ID:Ah1rtJBzo

「PTSDとかに近い精神疾患。わりとよくある話だ。珍しくともなんともない」

 隊長にとっても話の本筋ではないのか、さして重要視して話していない。

以下略



631: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:11:43.78 ID:Ah1rtJBzo

「だがそんな性格じゃあ、部隊には要らない。

人を傷つけることを頑なに拒んだアナスタシアには、荒療治するしかなかったわけだ。

以下略



632: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:12:31.14 ID:Ah1rtJBzo

「ともかく、そうして生まれた人格こそ、今のアナスタシア。

任務のためならば無情にだってなれる。今ならば人を守るためにナイフを手に取ることさえ厭わないような少女は誕生した」

以下略



633: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:13:36.58 ID:Ah1rtJBzo

「そうだな……キヨラ。

お前はなぜアナスタシアに注目していた?」

以下略



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