過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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725: ◆PupFZ5BZvyzZ[sage saga]
2016/02/03(水) 23:16:26.94 ID:12lMyB4a0
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 アンチマテリアルスマートガンのスコープの中、ヌエ獣人は燃えて死に、三人だけが残った。エボニーコロモは小さく呟いた。

「……人知れず暗躍し、人知れず死に、忘却にすら知られることなし」
以下略



726: ◆PupFZ5BZvyzZ[sage saga]
2016/02/03(水) 23:19:51.55 ID:OdbudYhc0

 エピローグ

 軽快なレトロ・ディスコナンバーも、今や黒衣Pの閃きに何ら刺激を与えることはない。それは一枚の紙を挟んで彼と向かい合うイツキも同じことだ。
 イツキは獣人界に帰らなかった。王子シャキョウが忠臣に褒美を与えんとしたとき、彼女は人間界での武者修行を望んだのだ。
以下略



727: ◆PupFZ5BZvyzZ[sage saga]
2016/02/03(水) 23:22:50.39 ID:H+PnEL/o0

 ……その時である。BEEP! 玄関の呼び出しブザーが福音めいて鳴った。洋子が身体を起こし、黒衣Pを見た。

「ドーモスミマセン、小包です」

以下略



728: ◆PupFZ5BZvyzZ[sage saga]
2016/02/03(水) 23:24:12.07 ID:H+PnEL/o0

「決まりだな。こういうのは直感が大事なんだ。気が変わらないうちに書いといてくれ、直筆でな」

 黒衣Pは事務机に戻った。……手紙には一枚の写真が同封されていた。傷も完治したと思しき王子と、隣には目元のよく似た不敵な笑顔の老獣人。蛮王センジンだ。

以下略



729:@設定[sage saga]
2016/02/03(水) 23:26:18.24 ID:TZQ2scmP0

イツキ(ヒーロー名:リオンレーヌ)

職業
 獣人界戦士 → アイドルヒーロー
以下略



730:@設定[sage saga]
2016/02/03(水) 23:27:33.00 ID:12lMyB4a0

獣人界
 獣人が住まう土地。おそらく日本列島のどこか寒いところにあると思われる。
 古き時代、父祖によって王都ファングリラが拓かれて以来、徐々にその領域を広げながら発展してきた。
 極めて険しい自然の中にあり、生き抜くために強き力こそが何より必要とされたため、力を体現するライオン族が伝統的に王位を継いできた。
以下略



731:@設定[sage saga]
2016/02/03(水) 23:29:00.25 ID:H+PnEL/o0

幻獣人
 ヌエやショウジョウ、ケルピーなど、伝承に残る幻獣の特性を有する獣人。謎に包まれた存在であり、そもそも獣人に分類できるのかすら疑問である。
 これまでに発見された10体前後に限って言えば、一般的な獣人を凌駕する身体能力や知性といった共通点を持つ。
 そのほとんどは観察中に行方をくらましており、発生の条件や寿命など一切が不明のままである。
以下略



732:@設定[sage saga]
2016/02/03(水) 23:30:20.71 ID:H+PnEL/o0

フレアダンサー
 斉藤洋子の新たなる力。詳細不明。
 聖炎の装束を纏うバーニングダンサーから一変、左半身が炎そのものと化し、装束もその炎から生成されている。
 聖炎の色が朱色から鮮血めいた艶やかな赤に変化しており、全身を炎に変え、人型以外の形状に変形することも可能。
以下略



733: ◆PupFZ5BZvyzZ[sage saga]
2016/02/03(水) 23:33:57.75 ID:H+PnEL/o0

!ノーティス!
・ヒーロービークル『二代目』が再起不能、代替ビークルの目処は立たず。
・イツキがアイドルヒーロー『リオンレーヌ』としてデビューしました。
・このエピソードは『憤怒の街』事件の翌年3月の出来事となります。
以下略



734: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2016/02/04(木) 02:07:10.55 ID:IKupXuHFO
乙ですー
相変わらずのカッコ良さと濃厚な文章に安心です
新たな能力とか設定もわくわくして読めました
アイドルヒーローが増えた!やったぜ!Paだぜ!


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