過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆lhyaSqoHV6
[sagasage]
2016/02/07(日) 06:56:24.91 ID:ARR+iEHZo
前回までのなんとか
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宇宙連合軍特務艦隊との戦闘によって傷つき、意図せずも太陽系に流れ着いた宇宙冒険家ビアッジョ一家。
宇宙の中で辺境とも呼ばれる地においても、彼女らはしぶとく生き延びていた。
メグミ「ミサト、新しい仕事よ」
プリマヴェーラ号の艦橋のデスクで呆けていたミサトに、メグミは唐突に切り出した。
ミサト「……それって、例のあの子の?」
メグミに対しミサトは、怪訝さを隠ず言葉を返す。
メグミ「そうだけど……なによ、不服なの?」
ミサト「だってぇ、何かいいようにこき使われている気がしてねぇ」
メグミが持ってきた"仕事"に対して不満気なミサトに、メグミは諭すように言葉を続ける。
ミサト「仕方が無いわ、こちらの弱みを握られているし……それに、報酬としてプリマヴェーラ号の修理費を前借りしているわ」
地球において活動しているうちに、宇宙連合に影響力を持つある人物と出会った二人は、その人物といびつな協力関係を築いていた。
今回の話もその人物からの依頼とのことだが、ミサトはそれが多少気に喰わないらしい。
メグミ「まあ、対外折衝はメグミちゃんに任せているから、いいんだけど」
メグミ「……話を続けるわよ」
メグミ「目標は、ある宇宙犯罪組織の非合法取引の目録の確保」
メグミ「クライアントの話では、対象の組織は人身売買にも手を出しているって話」
ミサト「ふぅーん、やることやってる相手ってことね」
宇宙犯罪組織といってもそれこそ星の数ほど存在するが、例外なくあらゆる悪事に手を染める連中だ。
人身売買もさして珍しい事ではないが、相手をするうえで遠慮は不要だとはっきりと認識出来る。
メグミ「連中は何処から入手したのか、旧式の戦艦を根城にしていて、一か所に留まらず常に移動しているらしいわ」
メグミ「だから、宇宙管理局が検挙に向かっても逃げられてしまって、手を焼いているって話」
戦艦クラスが相手では管理局もそれなりの大部隊を用意する必要があるが、その戦力が災いし事前に察知されてしまうということだ。
ミサト「ま、そういう相手なら私達に頼るのは間違っていないわねぇ」
その点ビアッジョ一家は宇宙における艦艇の中でも小型と呼べるコルベットクラスが一隻──察知されずに接近するのは容易い。
メグミ「とりあえず、その犯罪組織の情報を集めに行きましょう」
言うとメグミは、プリマヴェーラ号の舵を取るのだった。
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