過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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798: ◆R/5y8AboOk[saga sage]
2016/02/24(水) 07:52:33.76 ID:ljDzQOQtO
「…黙っているなら、勝手に進めさせてもらうよ」

「ところでキミは、どうして正義の味方をやっているんだい?虚しくて、損な役さ」

「理由…?善いことに理由なんて要らないッ…それに、虚しいとも損だとも思わない!アタシは…誇りに思ってる!」
以下略



799: ◆R/5y8AboOk[saga sage]
2016/02/24(水) 07:53:22.26 ID:ljDzQOQtO
「……なっ…!」

「ふっ、くく…彼に見覚えがあるんだろう?聞いているよ、昨日のことは」

 影に、ぼつり、といっそう黒い染みが浮き出てきたかと思えば、水溜まり大の染みはその場から「盛り上がった」とも形容すべき変化を経て、ずるずると人型の大きさまで膨れ上がっていた。
以下略



800: ◆R/5y8AboOk[saga sage]
2016/02/24(水) 07:54:07.24 ID:ljDzQOQtO


「────…あれ…?」

 ────と、普段ならばそうしていたであろうビジョンが脳裏を駆け抜けて、しかし。そうしていたとばかり思われた南条光は、一瞬の後、呆然と立ち尽くすままの己の存在に気付いた。
以下略



801: ◆R/5y8AboOk[saga sage]
2016/02/24(水) 07:54:39.93 ID:ljDzQOQtO
「ぁ…あ?…」

「わかったかい?…キミは…」

 無意識に頭を押さえて呻く光を見、飛鳥が何やら呟いたようだったが、光の耳に届いてはいなかった。
以下略



802: ◆R/5y8AboOk[saga sage]
2016/02/24(水) 07:55:12.40 ID:ljDzQOQtO
『────ヒカル!』

 刹那、細かいガラスの破砕音が響き、一本の矢のような声が乾いた空間を貫いて飛来した。純白の体を細く長く飛翔させ、その瞳のような器官は荒れ狂う紅に染まっている。

 南条光にとってそれは、見知った相棒の声であった筈。────が、しかし、光の反応は明らかに正気を欠いており、見てみれば、今飛来したライトからしても異常な事態が起こっていると知れた。
以下略



803: ◆R/5y8AboOk[saga sage]
2016/02/24(水) 07:55:45.94 ID:ljDzQOQtO
『ヒカル、ヒカル!』

「ヒカルって言うのかい?覚えたよ」

「……ぃ…」
以下略



804: ◆R/5y8AboOk[saga sage]
2016/02/24(水) 07:56:17.32 ID:ljDzQOQtO





以下略



805: ◆R/5y8AboOk[saga sage]
2016/02/24(水) 07:56:47.10 ID:ljDzQOQtO
 その瞬間、二宮飛鳥と、何かを察して振り向いたライトは、険に満ちた顔でかっと見開かれた南条光の瞳を────白眼まで真っ赤に染まった瞳を見る。

 何事かと思う間もなく、直後に、見る者の視界を染めたのは、目を焼き潰すほどに膨れ上がった光の塊。

 以前、ほんの浄化の作用を持つだけだった正義の光は、ただしこの瞬間において、明確な破壊の予感を以てその存在感を示した。
以下略



806: ◆R/5y8AboOk[saga sage]
2016/02/24(水) 07:57:24.78 ID:ljDzQOQtO





以下略



807: ◆R/5y8AboOk[saga sage]
2016/02/24(水) 07:57:51.71 ID:ljDzQOQtO
「…ライト?」

『…ああ、ごめんよ、直ぐに』

 そこで光に呼び止められたライトは、そこで思考を打ち切って己の体を翼に変じさせる。
以下略



808: ◆R/5y8AboOk[saga sage]
2016/02/24(水) 07:58:54.23 ID:ljDzQOQtO
とりあえず一連の流れにはケリを付けておくスタイル
南条光、向井拓海、パップ、ライトをお借りしました


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