過去ログ - 千早「weepin in the rain」
1- 20
10:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 15:52:01.47 ID:pxNEB4omO
「俺じゃもう、千早には釣り合わないんだよ」

「だからもう……」

「嫌っ……!嫌です!」
以下略



11:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 15:54:17.43 ID:pxNEB4omO
千早の行動からは、『俺から離れたくない』……そんな意思が感じられた。

彼女の寂しさを感じたからか、俺はその腕を振りほどくこともできず、ただ彼女の瞳を見つめ続けることしかできなかった。

「そんなこと言わないで下さい!私には、あなたが必要なんです!」
以下略



12:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 15:55:30.45 ID:pxNEB4omO
「お願い、します……私を、見捨てないで下さい……」




以下略



13:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 16:08:16.49 ID:pxNEB4omO
それだけ言うと、千早はその場で泣き崩れた。

−−俺たちは、あまりにもお互いを傷つけすぎた。

全ての原因は、俺にある。
以下略



14:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 16:10:12.98 ID:pxNEB4omO
辛くて、苦しくて。俺の目からも、涙が溢れた。

降り続く雨の中、俺たちはひたすら涙を流し続けた。

千早の目に映る雨粒もまた、光り輝く蛍のようで。
以下略



15:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 16:11:16.01 ID:pxNEB4omO
ただ俺は千早をトップにしてやりたかっただけなのに。千早を心から大切に思っていたのに。

……なんでこうならなければならなかったんだろう。

俺にもっと力があれば。
以下略



16:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 16:12:19.81 ID:pxNEB4omO
でも、千早には俺と違って才能がある。

千早はこんな所で消えるような奴じゃない。

だからこそ、俺は。
以下略



17:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 16:13:07.55 ID:pxNEB4omO





以下略



18:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 16:27:58.49 ID:pxNEB4omO
千早は、俺から自由になるべきだ。

そうすることが、彼女のためなんだ。

そうすることが……
以下略



19:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 16:30:19.36 ID:pxNEB4omO
俺は涙を流しながらも、泣き崩れたままの千早をなんとか車に乗せて、家まで送った。

俺は最低だ。いくら恨んでくれても構わない。そう、彼女に言い聞かせて。


以下略



62Res/21.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice