過去ログ - 梓「憂、もう帰ろ?」憂「…………」
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24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:22:29.89 ID:A/teO6r30
「…わかった」
「ん、じゃあ行こうか。保険証は持った?」
25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:23:30.77 ID:A/teO6r30
「ねぇ梓ちゃん。いい部屋は見つかりそう?」
苦笑いする梓に対して、憂は真顔で尋ねる。
26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:24:23.03 ID:A/teO6r30
そのまま二人は黙ったまま、憂はソファにもたれて目を瞑る。
頭の中がぐるぐると巡る。
足音が聞こえる。起きなくちゃ。目を開く。
すると梓と目があった。ニコッと微笑む梓。
27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:25:14.05 ID:A/teO6r30
*
あ、いけない。寝ちゃいそうだった。
俯いた頭をあげてしっかり目を開くと、あずにゃんはじっとわたしの方を見てた。
わたしが目を覚ましたのを見て、すっと目を逸らす。
28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:26:01.18 ID:A/teO6r30
『帰らないんですか』
やけに遠くの方から、誰かの声が聞こえた。
つけっぱなしだったTVからは、ニュース番組が流されている。
29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:26:52.88 ID:A/teO6r30
『…ま、もう夜遅いですしね。今日は泊まっていってください』
あずにゃんは立ち上がって、空になった缶ビールを片付け始める。
わたしも手伝おうと立ち上がって空き缶を手に取った。
30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:27:37.26 ID:A/teO6r30
『忘れるわけないでしょう』
『…そっか。そうだよね。ちょっと不安になっちゃってさ。
だってもう随分会ってないんだよ。会わなくなった人のことは忘れちゃうじゃん。
31:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:28:38.10 ID:A/teO6r30
*
「アハハハハ!」
32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:29:34.55 ID:A/teO6r30
「ねぇ梓ちゃん、わたししんじゃうのかなぁ」
「え?なにバカなこと言ってるの。病院で言っていい冗談じゃないよ」
33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:30:29.66 ID:A/teO6r30
「…ねぇ」
「…なに?」
34:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:31:08.95 ID:A/teO6r30
「ねぇ、どうなの」
「意味わかんないんだけど」
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