2: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:15:05.61 ID:JElJmErD0
「私は、あなたの女神ですから」
前触れもなく。夢の中に、楓さんが現れた。
……ほお。
どういうわけか、夢の中の楓さんは女神らしい。
3: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:15:48.83 ID:JElJmErD0
pipipipi―― pipipipi――
4: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:16:24.46 ID:JElJmErD0
あれ。
俺、飲みすぎたかな?
いや、昨日は一滴も飲んでないんですがねー。
5: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:17:28.01 ID:JElJmErD0
「あれはなんだったんだろうなー」
6: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:18:41.91 ID:JElJmErD0
頭を抱えたくなる。でも、これも俺の仕事。アイドルに泥をかぶせては、いけない。
とりあえず、肩書のある俺があちらにお詫びに行くことで、うやむやにしようという腹積もりだ。
そういう世界。あれこれ考えたら、負けだ。
事務所のビルに到着、と。ありゃ。
7: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:19:45.02 ID:JElJmErD0
「おはようございます」
「……ちひろさん、今日もさわやかっすね」
8: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:20:37.33 ID:JElJmErD0
「楓さん、なにやってんすか」
「椅子に座ってます」
9: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:22:14.83 ID:JElJmErD0
おい。約束じゃねえのかよ。
というか、あれ? 楓さん、今日オフじゃね?
鞄を放り出し、中から手帳を出す。やっぱりオフだ。
10: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:23:00.83 ID:JElJmErD0
「いや、まあ。その……」
こんな顔されたら、さすがにかなわない。
11: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:23:53.51 ID:JElJmErD0
仕事中の彼女は、それはそれはプロフェッショナルで。いつでも真剣で、手を抜くことはない。
それが評価され、今や冠番組も持っているくらいだ。事務所のトップの一角、それは間違いない。
こなた、プライベートのときはこんな感じで、実に大人げない。
12: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:24:48.72 ID:JElJmErD0
「……はあ」
いや、ただの営業ですし。一緒に行っても愉しくはないですよ?
ああ、でも楓さんがいたほうが捗るとこもあるかもなあ。そういうとこメインで巡るか。
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