過去ログ - 六男「狩人一家」
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22: ◆ACCWlnoMCc[sage saga]
2015/05/10(日) 22:43:27.76 ID:6VjE8sXAO


四女「三ちゃん、終わったらトランプしよ!」

三女「やです」

四女「やですー」

三女「真似しない! というか、勝手に決めないで。私は今読書中なの」ペラ

四女「なんか顔赤いよ?」

三女「……ああもう。ジャム取りに行きますか?」

四女「さっすが三ちゃんは話が分かるぜー」

三女「五兄さんの真似もしない。バカになっちゃいますよ」


六男『姉妹の末二人は一緒くたに紹介しようかな。三女と四女は双子なんだ』

六男『見た目はそっくり。神経質で毒舌で医術の心得がある方が三女で、無神経で幼くて魔法の使える方が四女。背は僕の方が高い』

六男『チビ呼ばわりされる謂れは無い』


四女「五お兄ちゃんに言い付けちゃうよ!」

三女「別に」

四女「ねー何で怒ってるの? ねー」

三女「怒ってません」

四女「顔が赤いのは怒った時か熱の時なんだよ」

四女「元気だから、怒ってるんでしょ」

三女「これ以上続けるならそうですね」

四女「あ、分かった! 本だ!」

三女「っ」ギク

四女「貸して!」

三女「ダメ、四女にはまだ早い!」バッ

四女「同い年じゃーん、三ちゃんが早くないならあたしも大丈夫だよ!」グイグイ

三女「よ、読み終わったら貸してあげるから!」

四女「? 本にムカついたんじゃないの?」

三女「はあ?」

四女「ビリビリにしようよ。そうすればスッキリするよ」

三女「……気にしてくれてありがとう、でも大丈夫だから余計なことはしないで下さいね。本当に」

四女「ねー三ちゃん何ジャムにする? あたしも同じのにするから!」

三女「」イラッ


六男『どっちも生意気だけど、銃が下手なことを差し引いても狩猟では欠かせない仲間だ』

六男『三女が居なければ命を落としてた狩りは少なくないし、四女も――』

四女『ちび兄さん、ちょっと上に来てー』ミョンミョン

六男『こいつ、脳内に直接……!』





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