8: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/04/09(木) 00:04:11.37 ID:L/XPeEV/0
「……ふぅっ」
「ひぃぁぅっ!?」
突然真後ろから声が聞こえ、生暖かい空気が首筋を舐めて行きました。
あのけたたましい音をたてるドアが開いた音なんて、絶対に聞こえていないはずなのに。
「だ、誰? 誰ですか!?」
瞬時に飛びのいて振り返ります。
恐怖に襲われても、わたしの身体は動いてくれました。すぐさま問いかけます。
その瞬間。
……ぱちんと音がしました。続いて、じぃー、っとノイズのような音がします。
真っ暗だった部屋が、徐々に明るくなります。明かりはむずがるように明滅しながらも、部屋に明かりが灯りました。
「……電気つけてないから気をつけてね、って言いに来たんだけど」
その反応は傷つくなあ、と言いながら、後ろ頭をかいています。
わたしの目の前には、先ほどの仮面の彼がいました。
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