過去ログ - 睦月「私は最強だー!」 上城睦月「艦娘?」
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15: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:54:32.55 ID:sBYPBEUC0


レンゲルと睦月が駆けつけた場所は、先程の港だった。静かな波止場には、一人の軍服を着た男がいた。

「貴方は、提督・・・!?」

「やぁ、キミがレンゲルか! 噂には聞いていたが実に美しい・・・! 我が財団Xの幹部にならないかね?」と、飄々とした口ぶりでタナカ提督は言った。

「ふざけるな! すぐに艦娘を解放しろ!」杖を構え、レンゲル。

「提督、吹雪ちゃん達を返してください・・・!」睦月は怯えながらも力強く叫んだ。

「ダメだ。吹雪は私の嫁になる女だからな・・・」顔を歪ませ、タナカは言い放った。

「力づくでも、返してもらう・・・!」と、レンゲル。

「そうはいかん。キミは勝てない・・・!」

「何・・・?」

タナカは懐から、奇妙なスマートフォンのような機械を取り出した。

「これは天王寺の置き土産。キミの持つリモートのカードを再現した装置。アンデッドを解放し操作する力を発揮するものだ」

タナカはまるで新しい玩具を楽しむかのように、その機械を操作し、スイッチを押した。


『Remote』


低い、不気味なボイスが発せられ、レンゲルのカードホルダーから三枚のカードが飛び出した。次の瞬間、そのカードの中から三体の不死生物・アンデッド達が出現した。

「ウ、ウソだろ・・・!?」

レンゲルは自身の目が信じられなかった。

彼の目の前には、派手な色の蜘蛛の怪物、虎と女性を混ぜ合わせたような怪物、そして堅牢な鎧を身にまとった象の怪物が立ちはだかっていた。敵意に満ちた目を、睦月とレンゲルに向けながら。

「素晴らしい・・・! 最強のアンデッド3体がここに揃ったのだ!」

怪物達は、一斉にレンゲルに襲い掛かった。



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