過去ログ - 睦月「私は最強だー!」 上城睦月「艦娘?」
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7: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:44:50.26 ID:JrWdd+YU0

艤装を付けて海へと逃げ出す彼女たちを、どこからか現れた深海棲艦や兵士達が追いかけてきた。

銃弾を放ち、砲弾を撃ち込み、彼女たちを追い詰めようとする。外れた銃弾が艦娘達の学び舎を砕き、破片が飛び散る。

「うっ・・・」

「きゃあっ!」

夕立と吹雪の脚から血が流れ出る。影に潜んでいた、深海棲艦の弾丸が命中してしまった。

脚を引きずる彼女に肩を貸し、必死で走ろうとする睦月達。だが、何時の間にか囲まれてしまった。

「睦月ちゃん逃げて! ここは私達が食い止めるから!」

「ここは私たちに任せて逃げるのがいいっぽい・・・!」

「でも・・・!」睦月はためらう。

「行って・・・! 睦月ちゃんだけでも助かる方が嬉しいっぽい・・・!」と夕立は笑った。

二人の目には強い決意と悲壮な覚悟が宿っていた。

その目をみた睦月も二人の意志を理解した。吹雪と夕立が隙を作り、その隙をめがけて、睦月は猛スピードで逃げ出した。

「待ってて吹雪ちゃん、夕立ちゃん! 必ず助けを呼んでくるから!」

睦月は艤装を装備し、海原へと走り出した。どこにいるかもわからない、救援を求めて。







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