9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/10(金) 00:21:34.74 ID:qg5Ptqqq0
帰宅途中、足はまるで義足のようであった。地面からの衝撃が感じられない。
ただ、夜風にあたって頭が冷えてくるにつれて、希望が心の底から芽吹いた。
いや、違うんだ。
あれはただのドッキリなんだ。そうだ、今日、他のみんな休んでいたのもそのためだ。
明日にはみんなが居てくれる。きっと、おれのことを笑ってくれるに違いない。
小鳥さんも謝りながらも笑ってくれる。
おれが961プロの妨害に遭っているときも、765プロのみんなで支えてくれた。
どうして、おれはそんなことまで忘れてしまったんだ。
伊織には演技も見抜けないようじゃ、だめとダメ出しされるだろう。
やよいとはハイタッチをして元気をもらいたいなぁ。
そんなことを考えているうちに、家の前に着いた。
それは普段と変わらぬ家だった。
唯一つ、玄関の前で、春香が立っていることを除けば。
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